珍味として、日本人から愛される蟹味噌ですが、食べたことない方にとって、その味わいを想像するのは難しいでしょう。
蟹味噌は、カニの胴体に詰まっている内臓を指し、姿として購入すると身と一緒に味わえます。
また、缶詰として市販でも販売されてるため、蟹味噌だけの購入も可能です。
本記事では、そんな蟹味噌がどのような味わいなのかについて、食べたことない方でもイメージできるように紹介していきます。
また、種類によって異なる蟹味噌の味についても紹介します。
蟹味噌ってどんな味?美味しい?
蟹味噌は、独特な風味で濃厚な味わいといえます。
そのため、決して万人受けする食材ではなく、好き嫌いがはっきり分かれるといえるでしょう。
見た目も少し特徴があるため、抵抗を感じる方も珍しくありません。
しかし、慣れてしまえばお酒やご飯のお供として最適で、クセのある味わいにとりことなるでしょう。
蟹味噌は苦い?
蟹味噌には、若干の苦味があります。
この苦味が、好き嫌いを分ける要因ともいえるでしょう。
しかし、蟹味噌の味わいは食べるカニの種類によっても異なります。
また、質が良く値段の高いカニから取れる蟹味噌は甘味が強いともいわれています。
そのため、蟹味噌が苦手な方でも、食べるカニの種類によって、美味しさを感じられるかもしれないので、さまざまな種類の蟹味噌に挑戦してみてもよいでしょう。
そもそも蟹味噌の正体はなに?
一般的に、蟹味噌というとカニの脳みそのように誤解されることがありますが、実際には、中腸腺(ちゅうちょうせん)や肝膵臓(かんすいぞう)と呼ばれるカニの内臓です。
これは人間でいうところの肝臓や膵臓にあたります。
実際のところ、カニに脳みそは存在せず、目や口の近くにある頭部神経節がカニの脳として働いています。
つまり、蟹味噌の正体は脳みそではなく、カニの内臓にあたるのです。
【比較】さまざまなカニの蟹味噌の味
蟹味噌はカニの種類によって、その味が変わります。
そこで、以下4種類のカニの、蟹味噌の特徴について紹介していきます。
- 毛ガニ
- ズワイガニ
- 花咲ガニ
- タラバガニ
どの種類のカニの蟹味噌が美味しいのか、確認していきましょう。
毛ガニの蟹味噌はコクがあって上品
カニの中でも、特に毛ガニの蟹味噌は上品でコクがあり美味しいとされています。
また、毛ガニの蟹味噌は鮮やかな黄色をしており、見た目からも食欲が誘われるでしょう。
さらに口溶けも良いので、蟹味噌が苦手という方は、ぜひ一度食べてみてもらいたい一品です。
高品質!クリーミーなズワイガニの蟹味噌
毛ガニと同じカニ科のズワイガニの蟹味噌は、毛ガニと同様、コクがあって濃厚です。
毛ガニよりも価格はお買い得なので、好んでズワイガニの蟹味噌を食べる方も多いでしょう。
しかし、見た目は緑がかった色をしており、毛ガニの綺麗な黄色と比べれば少々見劣りしてしまうかもしれません。
ただし味は絶品なので、手軽に蟹味噌を味わいたい方におすすめです。
レアな花咲ガニは蟹味噌も美味しい
希少なカニとして知られる花咲ガニは、蟹味噌も人気があります。
花咲ガニは、ヤドカリ科に属してはいますが、蟹味噌は濃厚でクリーミーです。
食べる機会があれば、ぜひ花咲ガニの蟹味噌も一緒に賞味してください。
ほとんど食べられないタラバガニの蟹味噌
タラバガニの蟹味噌は、ほか3種のカニと違ってほとんど食べられません。
というのも、タラバガニの蟹味噌は加熱すると溶けて、見た目や身に影響を及ぼしてしまうため、販売前に取り除かれています。
また、食べられたとしても苦味が強いため、ほかのカニよりも美味しさは落ちるでしょう。
蟹味噌がたくさん入っているカニはどんな特徴がある?
蟹味噌好きの方は、カニを購入する際に、蟹味噌が多く入っているカニを選びたいと思うでしょう。
その場合、カニの重さを基準に判断するのがおすすめです。
同じ大きさのカニでも、手に取ってみてずっしりと重みを感じる場合は、蟹味噌がたくさん詰まっている可能性が高いといえます。
逆に、体は大きくても軽いカニは蟹味噌があまり詰まっていない場合があるため、避けた方が無難です。
したがって、蟹味噌が多いカニを選びたい場合は、できるだけ重いカニを選ぶように心がけましょう。
ずっしりと重いカニは身も詰まっている!
重みのあるカニは、蟹味噌だけでなく身も詰まっている可能性が高いでしょう。
そのため、同じ大きさでも重みがある方を選ぶと、蟹味噌の観点からも身入りの観点からもお得といえます。
購入してから、身や蟹味噌が少なかったとならないためにも、購入時にカニを触れる場合は一度持ってみて重量感を確認してみるようにしましょう。
蟹味噌は栄養豊富で健康によい?
蟹味噌には、筋肉を作る働きのあるタンパク質が多く含まれています。
そのため、筋トレをしている方にとっては、積極的に摂取したい食材の一つです。
筋肉が増えると代謝が良くなり、痩せやすく太りにくい体ができあがります。
また、蟹味噌のカロリーは高めですが、一度に食べる量には限りがあるため、食べ過ぎなければカロリーを気にする必要はありません。
ぜひ、蟹味噌を食べて健康な体づくりを行いましょう。
蟹味噌の色が違うのはなぜ?
蟹味噌は種類によって色が異なります。
例えば、高級ガニである毛ガニの蟹味噌は黄色なのに対し、ズワイガニの蟹味噌は緑っぽい色をしています。
この違いは、どんなエサを食べていたかによるものです。
毛ガニのように、動物性のエサをたくさん食べるカニは黄色やオレンジ色をしているケースが多く、逆に海藻類をたくさん食べるズワイガニなどの蟹味噌は緑色です。
そのため、蟹味噌が一般的にイメージされる色でなかったとしても、味には問題ありません。
しかし、鮮度の良し悪しでも色は変わるため、極端に色が異なっていたり、風味が悪かったりする場合は、念のため食べるのを控えるようにしましょう。
蟹味噌を使った美味しい料理
蟹味噌はさまざまな料理に使用され、コクのある濃厚な風味がアクセントとしてマッチします。
そこで、蟹味噌使った美味しい料理をいくつか紹介していきます。
蟹味噌を手に入れたら、ぜひ料理の参考にしてください。
そのまま食べる
蟹味噌をそのまま食べるのは定番の楽しみ方です。
ボイルされたカニであればすでに加熱されているため、そのまま食べることができ、蟹味噌本来の素材の味を存分に味わえます。
また、白米に乗せて食べると、ご飯との相性も抜群です。
さらに、お酒のおつまみとしても最適です。蟹味噌の独特な風味を楽しみたい方は、ぜひこの食べ方をを試してみてください。
甲羅焼き
蟹味噌料理のもう一つの定番といえば、甲羅焼きです。
この料理は、蟹味噌を乗せたカニの甲羅を網でじっくりと焼いていただくもので、強火にすると焦げてしまうため、弱火で調理するのがコツです。
甲羅焼きはお酒のおつまみとしても最適で、蟹味噌を味噌ダレにしてカニ身につけて食べると、より一層美味しくいただけるでしょう。
鍋
カニ料理の定番といえば、カニ鍋ですが、このカニ鍋に蟹味噌を加えると相性抜群です。
蟹味噌を鍋に加えることによって、コクが出て味わい深いものとなります。
また、蟹味噌の独特な風味も、鍋に入れることで薄まるため、蟹味噌が苦手な方でも楽しめます。
さらに、締めのカニ雑炊にも蟹味噌をプラスすることで、風味が加わり、より一層美味しくなるでしょう。
カニ鍋を楽しむ際には、ぜひ蟹味噌も一緒に入れて味わってみてください。
蟹味噌汁
味噌と一緒に蟹味噌も混ぜ合わせることで、通常の味噌汁よりも濃厚で風味豊かな蟹味噌汁が作れます。
余ったカニも併せて入れるとよいでしょう。
寒い季節には、体の芯から温まる美味しい一品です。
パスタ
パスタにカニ味噌を加えると、豊かなコクが引き立って絶品です。
パスタのソースとカニ味噌は相性が良いため、隠し味としても活用できます。
さらに、カニの身を加えることで、より高級感を演出できるでしょう。
グラタン
グラタンに蟹味噌を加えることで、クセの強い蟹味噌をマイルドにして、子どもにも食べされられるでしょう。
通常のグラタンよりも風味とコクがプラスされて、上品な味わいとなります。
ぜひ、普段のグラタンに蟹味噌を加えて、アレンジしてみてください。
美味しい蟹味噌は味わうならカニ通販がおすすめ!
美味しい蟹味噌を味わうならカニ通販がおすすめです。
蟹味噌は市販でも販売されていますが、カニの姿から取り出して食べる蟹味噌が新鮮で絶品です。
カニ通販なら、定番の脚だけでなくいろいろな種類のカニの姿が販売されています。
また、産地直送のカニ通販で購入すれば、自宅にいながら現地で食べるような新鮮なカニをいただけるでしょう。
さらに、訳あり品やキャンペーンを利用することによって、スーパーなどで購入するよりも安く手に入ります。
美味しい蟹味噌を食べたい方は、ぜひカニ通販からお取り寄せしてみてください。
関連記事:カニ通販で人気のおすすめ10サイトをランキング形式で徹底比較
蟹味噌はどんな味なのかについてのまとめ
今回は、好みの分かれやすい珍味である蟹味噌の味について紹介してきました。
蟹味噌の味は、種類によってその風味や味わいは大きく異なり、特に高級ガニとして有名な毛ガニの蟹味噌は絶品です。
反対に、ヤドカリ科であるタラバガニの蟹味噌は、加熱すると溶けてしまい、味や見た目を損ねてしまうことから、販売前に取り除かれています。
このような理由からもわかるとおり、蟹味噌を最大限味わいたいのなら、蟹味噌に適したカニを選ぶことが重要です。
また、蟹味噌を鍋に入れたり、味噌汁に入れたりすると蟹味噌が持つ独特の風味が薄くなるため、蟹味噌が苦手な方でも食べられます。
ぜひ、さまざまな料理を試して、美味しい蟹味噌を味わってください。