カニはなぜ脱走する?脱走する理由や対策方法について解説!

カニの飼育において度々問題となるのが、脱走行為です。

カニを飼っている方で、脱走できる高さでないと思っていても、気づけばいなくなっている経験がある方も多いでしょう。

本記事では、カニが脱走する理由や脱走を防ぐための対策方法について紹介します。

カニを飼育している方やこれから飼育を始める方にとって、脱走の問題は避けて通れないポイントです。

ぜひ本記事を参考にしてみてください。

カニが脱走する理由

カニが脱走を試みる理由は、主に以下の2つが考えられます。

  • 脱皮が近い
  • 水が汚い

それぞれの理由について確認していきましょう。

脱皮が近い

脱皮が近いカニは、脱走しやすくなる傾向にあります。

カニは、成長に従って脱皮を行いますが、脱皮直後は甲羅がまだ柔らかく天敵に脆弱な姿を晒すことになります。

そのため、天敵に狙われないように、より安全な場所で脱皮するのがカニの特徴です。

この安全な場所を探す過程で、脱走してしまうことが考えられるため、脱皮の兆候が見られたら脱走を警戒する必要があるでしょう。

水が汚い

飼育している水槽の水が不衛生で、快適な環境ではない場合、カニがその状況を避けるために脱走することがあります。

カニは比較的繊細な生き物であり、水質の悪化や汚染に敏感です。

水の汚染だけでなく、水温などカニが快適な環境で暮らせない条件が揃っている場合も脱走の理由として考えられます。

そのため、カニが脱走した場合は、その理由をよく考えて、しっかり対策を講じることが重要です。

カニの脱走対策は?

カニの脱走には、以下のような対策を施すのがおすすめです。

  • 安心できる場所を作ってあげる
  • 飼育環境を整える
  • 金網などで蓋をする
  • 配線類の周りをテープやガラスで固定する

それぞれの対策について見ていきましょう。

安心できる場所を作ってあげる

カニの脱走を防ぐための対策として、カニが安心して脱皮できる環境を整えてあげることが挙げられます。

カニは脱皮の際、外敵から身を守るために安全な場所を求めます。

そのため、槽内に適切な環境を提供することで、脱皮時に脱走する可能性を低くできるでしょう。

特に、カニが身を隠せる隠れ家のような空間を用意すると有効です。

例えば、岩や木の枝を配置したり、石の積み重ねを作ったりすることで、カニにとって安心感の高いスペースを確保できます。

安全で適切な環境を提供することで、カニの脱走リスクを抑えてくれるでしょう。

飼育環境を整える

カニは飼育環境に不満やストレスを感じると、より良い条件を求めて脱走を起こす可能性が高くなります。

そのため、カニを飼育する際は、常に最適な環境を提供しなければいけません。

まず、水の質を保つために水を綺麗に保つことが大切です。

こまめな水換えによって、水の汚染を防ぐよう心がけましょう。

また、カニの種類に合わせて適切な水温を維持することも重要です。

安定した水温を保つことでカニの健康を守り、ストレスを軽減する助けとなります。

さらに、フィルターを取り付けることも一つの方法です。

フィルターは水質を維持し、水中の汚れを取り除く役割を果たします。

これにより、カニが清潔な環境で暮らせるため、脱走リスクを低減できるでしょう。

金網などで蓋をする

カニの脱走を防ぐために、飼育容器や水槽の蓋は忘れずにつけておきましょう。

蓋があることで、カニが脱走するリスクを減少させられます。

しかし、蓋を完全に閉めてしまうと酸素が十分に足りず、カニが酸欠に陥ってしまいます。

そのため、金網など穴の開いた蓋を使用することがおすすめです。

金網を使用することで、酸素が十分に供給される一方で、脱走対策にもなります。

金網の穴の大きさはカニの体のサイズに合わせて選びましょう。

十分な通気性によってカニの安全を確保したうえで、脱走を防ぐ対策を取ることが大切です。

配線類の周りをテープやガラスで固定する

カニは、水槽に取り付けたフィルターなどの配線を伝って脱走することが珍しくありません。

そのため、配線の先をテープでしっかりと固定することが脱走の対策となります。

テープを巻くことで、カニが配線を伝って外に出ることを防げます。

また、配線類の周りにガラスやアクリル板を使って隙間を埋めることも効果的です。

カニが脱走しやすい箇所を重点的に対策しましょう。

カニはどうやって脱走する?

カニは、さまざまな方法を用いて脱走を試みます。

基本的には、フィルターや配線などをよじ登って脱走することが多いでしょう。

また、カニは力が強いため、蓋が軽ければ、自分で開けてしまうことがあります。

そのため、飼育ケースや水槽の蓋はしっかりと閉めるか、重みをかけて固定することが大切です。

カニの飼育で脱走以外に注意すること

カニの飼育は、脱走以外にも注意することがたくさんあります。

特に、以下の点を意識して飼育することが大切です。

  • 生態に合わせた環境を作ってあげる
  • カルキ抜きを行う
  • 水質・水温管理をしっかりする
  • 隠れ家を作る
  • 混泳はさせない
  • エサは適切な量与える

それぞれの注意点について確認していきましょう。

生態に合わせた環境を作ってあげる

カニを飼育する際は、種類ごとに異なる生態に合わせた環境を提供することが大切です。

特に、陸生カニと海生カニは、飼育に必要な環境が異なります。

陸生カニは、水だけでなく陸地も必要です。

特に砂に潜る習性のあるカニであれば、自分が潜るのに十分な砂を水槽内に用意しなければいけません。

一方、海生カニの飼育には、塩分濃度を調節した水が必要です。

海水のような環境を再現し、カニが快適に過ごせるような環境を用意しましょう。

カニの生態に合わせた環境を整えることで、ストレスを与えることなく健康に飼育できます。

それぞれの特性を理解し、最適な飼育環境を提供するように努めましょう。

カルキ抜きを行う

カニを飼育する際は、必ずカルキ抜きを行うようにしましょう。

カルキ抜きをしないとバクテリアが死んでしまい、カニにとって悪影響を及ぼします。

カルキ抜きは、水道水をバケツに入れ、日の当たるところで半日以上放置するか、市販されているカルキ抜き剤を使用することで行えます。

また、海生カニにはカルキ抜きした水に人工海水の素を加えて海水化させることも大切です。

カルキ抜きをしっかり行うことで、カニにとって住みやすい環境を提供できます。

水質・水温管理をしっかりする

カニは水質が悪いと、ストレスを感じて健康が損なわれる可能性があり、長生きが難しくなります。

そのため、水質管理はしっかり行う必要があります。

水槽の水質を保つためには、定期的な水換えや水槽内の汚れの除去が重要です。

こまめな水替えやフィルターの使用によって、水質をクリーンで安定した状態に保ちましょう。

また、季節の変化による気温の影響も注意が必要です。

夏場や冬場など気温が急激に変化する季節には、水槽内の水温や室温を安定させるためにクーラーやヒーターを活用することが大切です。

適切な水温や室温を保つことで、カニの生活環境を安定させ、ストレスを軽減できます。

水質と水温の管理はカニの健康維持に欠かせないポイントのため、定期的なメンテナンスや季節に合わせた調整を行い、快適な環境を提供しましょう。

隠れ家を作る

自然界のカニは、岩や隙間などに身を隠して過ごす習性があります。

そのため、飼育環境にも適切な隠れ家を用意することが大切です。

カニにとっての隠れ家は安心感を得られ、日常生活をストレスなく送るための重要な要素です。

飼育環境を自然界に近い状態に整えることで、カニは普段と同じような環境で生活できます。

隠れ家を作る方法としては、流木やシェルターなどを活用するとよいでしょう。

これらの素材を水槽内に配置することで、カニが隠れるためのスペースを提供できます。

カニの快適な暮らしのために、一手間加えてあげましょう。

混泳はさせない

カニは共食いの習性があるため、基本的に混泳はさせないようにしましょう。

カニではなく魚であったとしても、カニが魚に食べられたり、逆にカニが魚を食べてしまったりする危険性があるため、控える方が無難です。

それでもカニ同士を混泳させたい場合は、カニ同士が干渉しないように大きな水槽に入れたり、それぞれの隠れ家を作ってあげたりすることが大切です。

また、お腹が空いていると共食いのリスクが上がるため、エサをしっかりと与えることも忘れないようにしましょう。

さらに、脱皮直後で弱っているカニも狙われやすいため、脱皮が始まったら違う水槽に移すことで、混泳の成功率は上がります。

混泳させる場合は、カニの特性を理解したうえで、十分に配慮して行いましょう。

エサは適切な量与える

カニが食べるエサの量は個体によって異なります。

そのため、最初は適度な量のエサを与えて、どれくらいの量を食べるか観察することが大切です。

余分にエサを与えると、エサの食べ残しが水質の悪化や招く可能性があり、普段行う清掃の手間が増えてしまいます。

そのため、個体に合わせたエサの調整を心がけましょう。

ズワ子
カニのエサは、市販されているザリガニのエサがおすすめです!

カニが脱走する理由や対策についてのまとめ

今回は、カニが脱走する理由やその対策について紹介しました。

カニは飼育環境が悪かったり、安心できる空間がなかったりすると、より良い環境を求めて脱走してしまう可能性があります。

そのため、常に水を清潔に保ったり、水温の調節を怠らないようにしたりして、飼育環境を整えてあげなければいけません。

また、フィルターなどから器用に脱走してしまうため、フィルターに細工をして脱走できないようにするような工夫も大切です。

適切に飼育して、カニが暮らしやすい環境を作ってあげましょう。

また、これからカニの飼育を考えている方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

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