津居山ガニはいつ食べられる?解禁日について紹介!

冬の味覚であるズワイガニには、地域によってブランド化されて、それぞれが競い合って価値を高めています。

代表的なブランドガニには、福井県の越前ガニや山陰沖で獲れる松葉ガニがありますが、今回は松葉ガニの一種である津居山ガニについて紹介していきます。

本記事では、津居山ガニの特徴はもちろん、価格相場や解禁日についても確認していきましょう。

ケガ美
ぜひ最後まで見てくださいね!

津居山ガニとは

津居山ガニとは、兵庫県北部にある津居山漁港で水揚げされるオスのズワイガニです。

漁師や仲買人によって、約26段階のランクに分けられます。

その厳しい選別に残ったカニだけが津居山ガニの称号を与えられ、青いタグをつけることができます。

そのため、津居山ガニには漁師や仲介人が選りすぐった最高級品質のカニしかいないのが特徴です。

津居山ガニは鮮度の良さが高品質の理由

津居山ガニの品質は、鮮度の良さによって保たれています。

津居山ガニが獲れる漁獲地には、津居山漁港から沖合約50kmの距離にあり、約2時間半で到着します。

そのため、日帰りで漁ができるのが特徴です。

日帰り漁では、活きたままの鮮度抜群な津居山ガニが水揚げされるため、より美味しい状態で市場に出回ります。

この鮮度の良さが高品質につながり、津居山ガニの人気の一因となっているといえるでしょう。

津居山ガニは安定して漁獲される

津居山ガニは、ほかのカニと比べても漁獲量が安定しているのが特徴です。

津居山ガニが水揚げされる津居山漁港には、大小15隻の漁船があります。

小型船のみだと冬の日本海は荒れるため、漁獲量が安定しないのですが、津居山漁港には小型船だけでなく大型船もあるのが津居山ガニの安定した漁獲の理由です。

常に一定の供給が見込めると、価格の変動も起きにくくなります。

そのため、消費者としては大幅な値上がりを気にする心配がないため、安心できるでしょう。

津居山ガニの価格相場は?

津居山ガニは、品質の高さからブランドガニの中でも高級ガニとして知られています。

そんな、津居山ガニの価格相場は、一杯で約8,000円〜です。

しかし、ランクの高い津居山ガニとなると1kgで40,000円を超えるものもあるなど、価格帯はまちまちです。

タラ枝
食べる機会があればぜひ食べてみたいわね

そのほかのブランドガニの価格相場は?

ブランドガニは地域によってたくさんありますが、価格はそれぞれ違います。

あくまで一例ですが、さまざまなブランドガニの価格相場を見てみましょう。

ブランドガニ 価格相場(一杯)
越前ガニ 約20,000円
加能ガニ 約7,000円
間人ガニ 約40,000円
香住ガニ 約6,000円
舞鶴ガニ 約5,000円

希少価値の高い間人ガニや、日本唯一の献上蟹である越前ガニの相場が高いことがわかります。

ぜひ自分に合った価格帯で、気になるカニを見つけてみてはいかがでしょうか。

津居山ガニはどんな味?

津居山ガニは、繊細な身をしており、味は甘味や旨味が強いのが特徴です。

旨味が強いため、刺身などカニ本来の味が楽しめる料理で美味しくいただけます。

また、津居山ガニは蟹味噌も絶品です。

濃厚でコクがある蟹味噌は、ご飯やお酒だけでなくさまざまな料理との相性が抜群です。

蟹味噌をそのまま食べるのはもちろん、鍋や味噌汁に入れて楽しみましょう。

津居山ガニの解禁日はいつ?

津居山ガニは、毎年11月6日から解禁され翌年の3月20日まで漁がされます。

そのため、活きた津居山ガニはこの時期にしか食べられません。

また、津居山ガニのメスは資源保護の観点から翌年の1月上旬までとなっており、オスよりも短い漁期となっています。

新鮮で美味しい津居山ガニが食べたいのなら、11月6日〜翌3月20日までに食べるようにしましょう。

津居山ガニのメスは美味しい?

津居山ガニのメスはセコカニと呼ばれて愛されています。

セコカニは地域によって呼び名が異なり、セカコニ意外にもコッペガニ、親カニ、香箱カニなどと呼ばれます。

セコカニは、オスと比べるとサイズはひと回り小さく、内子と外子を持っていることが特徴です。

セコカニにある内子と外子とは

内子と外子は、カニの卵であることから、メスからしか取れません。

内子はカニの卵巣で、ウニのようなオレンジ色をしているのが特徴です。

内子はクセが強く、独特な風味をしているため、好き嫌いが分かれる珍味としても有名です。

また、外子はカニの受精卵で、腹部のふんどしと呼ばれる部分を開けると取り出すことができます。

見た目は茶色の粒々で、プチプチとした食感が特徴です。

内子よりもクセが少ないため、内子が苦手な方でも食べやすいでしょう。

どちらも、クセのある珍味が好きな方には、ハマると思います。

セコカニを食べる機会があれば、ぜひ食してみてはいかがでしょうか。

津居山ガニと松葉ガニは違う?

津居山ガニと松葉ガニは同じ品種のカニです。

丹後、山陰沖で獲れるオスのズワイガニを総称して松葉ガニと呼びます。

そんな松葉ガニの中でも、津居山漁港で水揚げされるものが津居山ガニです。

そのため、津居山ガニは松葉ガニをより細かく分類したカニといえるでしょう。

ズワ子
津居山漁港で獲れる松葉ガニが津居山ガニということですね!

津居山ガニ以外にはどんなブランドガニがある?

津居山ガニは兵庫県の津居山漁港で水揚げされるオスのズワイガニですが、ほかにはどのようなブランドガニがあるのでしょうか。

ブランド名 産地 タグ
津居山ガニ 【兵庫県】津居山港 青色
松葉ガニ 【京都府】舞鶴漁港、間人港など 緑色
越前ガニ 【福井県】越前港、三国港など 黄色
加能ガニ 【石川県】橋立漁港、金沢港など 青色
間人カニ 【京都府】間人港 緑色

このように、地域によってさまざまなブランドガニが存在します。

これらの地域に出向いた際は、ぜひ現地で本場のブランドガニを食べてみるとよいでしょう。

美味しい津居山ガニの目利き方法は?

美味しい津居山ガニを目利きするためには、以下のポイントに注目するとよいでしょう。

  • 重みがある
  • カニビルの卵がたくさんついている
  • 色が鮮やかで艶がある
  • 臭いやぬめりがないもの

それぞれについて見ていきましょう。

重みがある

重みがある個体は、身入りが良いとされています。

そのため、同じようなサイズでもずっしりと重さを感じられる個体を選ぶようにしましょう。

また、重みがあると身だけでなく、蟹味噌もたくさん詰まっている可能性もあるため、蟹味噌目当ての方も重さを重視して選ぶことがおすすめです。

カニビルの卵がたくさんついている

ズワイガニは、脱皮から時間が経過している個体の方が身入りが良いとされていますが、脱皮からの経過時間は甲羅を見ればある程度推測可能です。

カニの甲羅には、カニビルと呼ばれる寄生虫のたまごがついている場合があります。

甲羅に付着している黒いぶつぶつがその卵ですね。

脱皮をすると甲羅につけられた卵も一緒に剥がれてしまうため、カニビルの卵がたくさんついている個体は脱皮から時間が経過しているといえます。

そのため、カニビルの卵がたくさんついているカニを意識的に選ぶようにすると身入りが良く美味しいカニを購入できるでしょう。

色が鮮やかで艶がある

ズワイガニは色が鮮やかで艶のある個体を選びましょう。

黒みの強いカニは鮮度が落ちている可能性があります。

また、茹でカニの場合は甲羅が乾いていると鮮度が落ちている可能性があります。

なるべく、艶があり乾いていない個体を選ぶようにしましょう。

臭いやぬめりがないもの

カニから不快な臭いやぬめりが感じられる個体は、腐敗が始まっている証拠です。

そのため、実際に臭いを嗅いだり触ってぬめりを確かめたりして確認しておきましょう。

臭いは、お腹側の方が感じやすいため、カニを裏返して嗅ぐようにします。

鮮度の低いカニを食べてしまうと、食中毒の原因となるため、少しでも違和感を覚えたら購入しないようにしましょう。

美味しいカニを安く購入するならカニ通販!

冬になると食べたくなるカニですが、値段が高くてなかなか手が出せない方も多いでしょう。

そのような方におすすめなのがカニ通販です。

カニ通販なら、スーパーなどでカニを購入するよりも安く購入できます。

カニ通販が安い理由は以下のとおりです。

  • 産地直送で仲介手数料がかからない
  • キャンペーンやクーポンを利用できる
  • 訳あり品を利用できる

それぞれについて見ていきましょう。

産地直送で仲介手数料がかからない

産地直送のカニ通販では、店舗に並べるための業者が仲介しないため、仲介手数料がかからないといったメリットがあります。

そのため、スーパーなどで購入するよりも費用がかからず、安く購入できます。

しかし、カニ通販には送料がかかるデメリットがありますが、それでも販売までに上乗せされる手数料と比べると安価だといえるでしょう。

キャンペーンやクーポンを利用できる

カニ通販では、定期的に行なっているキャンペーンや配布されるクーポンを利用できます。

これらを上手に活用すれば、通常よりもお得にカニを購入できます。

お得なキャンペーンやクーポンを逃さないためにも、意識的にサイトを覗くようにしましょう。

訳あり品を利用できる

カニ通販では、味には問題ないが見た目に問題のある訳あり品を、通常よりも安価で購入できます。

訳あり品は、見た目の悪さからギフトには向かないですが、自宅で食べる分には正規品と変わらず美味しく食べられます。

そのため、見た目にこだわらないのであれば、ぜひ活用してみるとよいでしょう。

津居山ガニの解禁日についてのまとめ

津居山ガニは、兵庫県の津居山漁港で水揚げされる松葉ガニです。

毎年11月6日から漁が解禁され、翌年の3月20日まで水揚げされます。

価格は高いものだと、40,000円を超えることもある高級カニとしても知られています。

カニ身は繊細で旨味の強いため、刺身はもちろん、カニしゃぶなどにして食べると美味しくいただけるでしょう。

また、ブランドガニのような限定された地域で水揚げされるカニを購入するなら、カニ通販がおすすめです。

以下の記事では、おすすめのカニ通販を10個厳選して紹介しています。

ぜひ、こちらも参考にしてみてください。

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