「カニの甲羅の中に白いつぶつぶあるけど食べても大丈夫?」
このような経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お家やお店でカニを食べる際に、甲羅の中に白いつぶつぶが入っている場合があります。
この白いつぶつぶは、カニの白子です。
本記事では、カニの白子の味や食感について紹介していきます。
カニの白子とは?
カニの白子とは、カニの精巣のことを指し、オスからしか取れない珍味です。
見た目は白くつぶつぶしているため、寄生虫と間違われることも少なくないでしょう。
もちろん、食べても健康的に問題はありません。
そのため、カニ好きの中では、オスのカニを食べる際の一つの楽しみとして愛されています。
白子の味や食感は?
白子は、ゼラチン質でしっとりとした食感が特徴です。
また、甘みもあるため、身と絡めたり蟹味噌と合わせて食べたりしても美味しくいただけます。
白子は、甲羅の内側にある蟹味噌のそばに詰まっているため、姿で購入した際は、ぜひ確認してみてください。
カニの内子とは?
オスのカニは、白子が楽しめますが、メスのカニは内子が楽しめます。
内子とは、メスのカニの卵巣です。
生の状態だと紫っぽい色をしていますが、ボイルされた内子はウニのように鮮やかなオレンジに変化します。
内子は甲羅の中に格納されているので、スプーンで掻き出していただきましょう。
内子の味や食感は?
内子の味わいは少しクセがあるため、好き嫌いの分かれる珍味として人気です。
ねっとりしている食感も、好みの分かれる点でしょう。
そのまま食べたり、わさび醤油で和えて食べたりと色々な方法で楽しめます。
また、お酒にも合うので、お酒好きの方はぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
カニの外子とは?
カニの内子と並んで、珍味として知られるのが外子です。
内子がカニの卵巣なのに対して、外子はカニの受精卵です。
そのため、内子同様メスからしか取れません。
腹部のふんどしと呼ばれる部位を開くと、茶色っぽいぶつぶつが入っており、スプーンで掻き出すことができます。
外子の味や食感は?
外子はプチプチとした食感が特徴ですが、味はあまりありません。
そのため、味よりも食感を楽しむ食材といえるでしょう。
また、味のクセがないため、内子のようにクセが分かれづらい食材でもあります。
食べ方としては、醤油や塩漬けがおすすめです。
カニの蟹味噌とは?
白子や内子・外子と並んで高い人気を誇るのが蟹味噌です。
蟹味噌は、カニの脳みそとイメージされる方も多いですが、実際はカニの内臓を指します。
甲羅の中に含まれており、種類や鮮度によって見た目の色が異なるのが特徴です。
例を挙げると、動物性のエサを食べる毛ガニの蟹味噌は鮮やかなオレンジ色をしているのに対して、雑食のズワイガニは緑色の蟹味噌をしています。
オレンジ色をしている毛ガニの蟹味噌の方が美味しそうに見えるかもしれませんが、どちらの蟹味噌も味に関しては申し分ない点は理解しておきましょう。
蟹味噌の味や食感は?
蟹味噌はウニに似た食感をしており、味はとても濃厚で磯の風味を感じられます。
蟹味噌単体で食べても美味しいですが、パスタや味噌汁などさまざまな料理に合わせることで、さらに料理の質を高めてくれるでしょう。
ほかにも、蟹味噌独特の味がお酒のお供として最適なので、お酒が好きな方はおつまみとして使用するのもおすすめです。
カニのオスとメスの違い
カニのオスには白子がついていて、メスには内子や外子がついているという違いがありましたが、ほかにもオスとメスで違いがあるのでしょうか。
カニのオスとメスの違いについて確認していきましょう。
オスの方が基本的に大きい
カニは、基本的にオスの方が大きい傾向にあります。
そのため、オスの方が身がたくさん詰まっていて美味しいとされ、メスよりも高値で取引されます。
特にズワイガニ、メスはオスの半分程度の大きさしかありません。
しかし、メスにはメス特有の卵を味わえるため、どちらを選ぶかは好みが分かれるところでしょう。
身がたくさん詰まったカニを食べたいならオスを、卵を味わいたいならメスを選ぶのがおすすめです。
ふんどしの形が違う
カニの腹部はふんどしと呼ばれていますが、オスとメスでふんどしの形が異なります。
基本的に、オスは三角形をしているのに対して、メスは丸い形をしています。
メスが丸い形をしている理由は、卵をより多く抱えるためです。
そのため、ふんどしの面積も大きく、一目でオスとメスを見分けられるでしょう。
呼び名が異なる場合がある
カニの種類によっては、オスとメスで呼び名が異なる場合があります。
その例として挙げられるのが、ズワイガニです。
ズワイガニは、地域によってメスの呼び名が異なります。
ズワイガニのメスは、セコガニや香箱ガニ、親ガニと呼ばれます。
また、オスのズワイガニも地域によって呼び名が異なり、山陰地方で獲れる「松葉ガニ」や石川県で獲れる「加能ガニ」、福井県で獲れる「越前ガニ」などが有名ではないでしょうか。
このように、オスとメスで呼び名が異なる場合があるのも、一つの特徴です。
カニのオスとメスはどっちが安い?
カニは性別によって、値段が大きく異なる食材です。
基本的には、オスの方が値段が高くなる傾向にあります。
これは、オスの方が体が大きく、身詰まりも良いため、商品としての価値が高いためです。
しかし、種類によってはメスだけから獲れる内子や外子が高く評価され、メスの方が値段が高くなる場合もあります。
それでも、オスの方が値段が高くなるのが一般的なので、カニを安く購入したい方は、メスを選んでみるとよいでしょう。
カニの白子の取り方
オスのカニを一杯で購入した際は、以下の方法で白子を取り出すようにしましょう。
1.脚を切り離す
まずは、胴体と脚を切り離します。
関節部分である脚の根本にハサミを入れることで、胴体と脚を切り離せます。
2.ふんどしを外す
脚が外れたら、カニの腹部についているふんどしを外しましょう。
ふんどしの間に手を入れて力を入れることで、簡単に外れます。
3.甲羅を外す
胴体と甲羅に手を入れて、甲羅をパカっと外します。
このとき、蟹味噌などが流れ出てしまわないように、甲羅を下に向けて行いましょう。
4.白子や蟹味噌を取り出す
甲羅を外すと蟹味噌が詰まっており、その横に白子が入っています。
スプーンで甲羅に移し替えて、取り出しましょう。
どのカニが安い?さまざまなカニの価格帯について紹介
カニにはさまざまな種類があり、それぞれによって価格は異なります。
以下の表は、さまざまなカニの価格一覧表です。
カニ | 価格(1kgあたり) |
---|---|
花咲ガニ | 約6,000円〜8,000円 |
ズワイガニ | 約2,500円〜4,000円 |
毛ガニ | 約10,000円 |
タラバガニ | 約5,000円〜8,000円 |
ワタリガニ | 約1,000円〜2,000円 |
紅ズワイガニ | 約2,000円〜4,000円 |
自身の財布事情に合わせて、どのカニを食べるかを選択しましょう。
カニが美味しく食べられる時期は?カニの相場について紹介
カニといえば冬のイメージを持たれるかと思いますが、実際に冬に旬を迎えるカニは多く存在しています。
以下の表は、さまざまなカニの旬の一覧表です。
カニ | 旬 |
---|---|
花咲ガニ | 4月〜9月 |
ズワイガニ |
|
毛ガニ | 12月〜2月 |
タラバガニ |
|
ワタリガニ |
|
紅ズワイガニ | 9月〜12月 |
花咲ガニなど、冬ではなく夏に旬を迎えるカニも存在しており、一年を通してさまざまなカニを楽しめます。
ぜひ、その時期に一番美味しいカニを味わってみてはいかがでしょうか。
カニは鮮度が大切!腐ったカニを購入しないための方法
カニは鮮度が落ちると、身がパサパサして食感が損なわれます。
そのため、カニを購入するときはなるべく鮮度の良いカニを購入することが大切です。
鮮度の良いカニの見分け方は、以下のとおりです。
- 変色しておらず色艶が良い
- お腹から異臭がしない
それぞれの特徴について見ていきましょう。
変色しておらず色艶が良い
カニは鮮度が落ちると、黒く変色が進みます。
そのため、変色が始まっているカニはなるべく選ばないことが大切です。
逆に鮮度の良いカニは、鮮やかな色艶をしているため、色合いの良いカニを優先的に選ぶようにしましょう。
お腹から異臭がしない
鮮度の落ちたカニは、お腹側からアンモニア臭のような異臭を放つようになります。
そのため、カニを選ぶ際はお腹の臭いを嗅いでみて、不快な臭いがしないかを確かめましょう。
また、臭いを確認する際に、甲羅などがぬめぬめしている場合も鮮度が落ちている可能性があるため、注意が必要です。
白子も食べられる?カニを購入するならカニ通販で!
白子も入ったカニを購入するなら、カニ通販がおすすめです。
カニ通販なら、カニを一杯丸ごと購入できるので、白子だけでなく蟹味噌も堪能できます。
また、メスを購入すれば内子や外子といった卵付きのカニも楽しめるでしょう。
さらに、価格面でもカニ通販はおすすめです。
カニ通販なら、スーパーで陳列するためのさまざまな手数料がかからないため、余計なコストが上乗せされません。
そのため、店頭で購入するよりも安く手に入れられるでしょう。
加えて、キャンペーンやクーポンを利用すれば、さらに安くなるため、カニを安く購入したい方はぜひカニ通販を利用してみてください。
関連記事:カニ通販で人気のおすすめ10サイトをランキング形式で徹底比較
カニの白子についてのまとめ
今回は、カニの白子について紹介してきました。
白子はカニの甲羅の中にある白いつぶつぶで、カニの精巣に当たる部位です。
そのため、オスのカニからしか味わうことはできません。
また、しっとりした独特の食感をしており、味は甘さがあって濃厚です。
身や蟹味噌と絡めながらいただきましょう。
メスのカニには内子や外子といった良さがありますが、オスのカニにも白子が楽しめるので、オスのカニを手に入れたらぜひ白子も味わってみてはいかがでしょうか。
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