冬の味覚として人気のあるカニは、身だけでなく、メスにつける内子を楽しみにしている方も多いでしょう。
しかし、そのような方は、毛ガニを購入する際に注意が必要です。
というのも、毛ガニはメスを食べることはできません。
今回は、なぜ毛ガニのメスを食べてはいけないのかについて解説していきます。
これから毛ガニを購入しようと考えていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
毛ガニの特徴は？
冬の高級食材として人気な毛ガニは、クリガニ科の食用ガニで、別名はオオクリガニと呼ばれます。
まずは、そんな毛ガニの特徴について押さえておきましょう。
外見の特徴
毛ガニはその名の通り、甲羅が短い毛で覆われているのが特徴です。
また、タラバガニやズワイガニに比べたら、脚は短く、全体的にずんぐりしたような体型をしています。
産地の特徴
日本海沿岸や茨城県以北の太平洋岸から、アラスカ沿岸まで広く分布するカニである毛ガニは、主に水深30〜200mの砂泥底に生息しています。
そんな、毛ガニの水揚げが一番多いのは北海道です。
北海道の冷たい海で育った毛ガニは、身がよく締まり、甘みも増すため道内外から大きな人気をほこります。
そのため、通販などでも北海道の毛ガニは、とても大きな需要があります。
旬の特徴
毛ガニは一般的に12月から2月の冬に旬を迎えるとされていますが、北海道全域で漁期が異なるため、一年中漁獲されることが特徴です。
そのため、さまざまな産地の毛ガニがシーズンごとに旬を迎え、いつでも美味しい毛ガニを楽しめるでしょう。
このように、毛ガニは一年を通して食べられるため、日本人には馴染みが深く、親しまれています。
身や蟹味噌の特徴
毛ガニの身は、とても繊細で甘みが強いのが特徴です。
そのため、料理に活用すると、毛ガニの旨味を存分に味わえるでしょう。
また、蟹味噌に関しては、カニの中でもトップを争う人気があります。
蟹味噌はその独特な風味から、苦手な方も少なくありません。
しかし、濃厚でクリーミーな食感と、磯の味が感じられる風味は、蟹味噌が苦手な方でも楽しめる逸品でしょう。
蟹味噌目当てで毛ガニを購入する方もいるぐらいなので、毛ガニは身以外も楽しめるカニとして人気です。
毛ガニはオスとメスで違いはある？
毛ガニに限らず、カニはオスとメスで違いがあるため、ある程度見た目で判断できます。
また、食べられる部位が違ったり、身の量も違ったりするため、その視点からも確認していきましょう。
外見の違い
ふんどしを確認すれば、毛ガニの外見でオスとメスを判断できます。
ふんどしは、はかまとも呼ばれるカニの下腹部についている箇所です。
オスとメスのふんどしの違いは以下のとおりです。
- オスのふんどし：三角形で小さい
- メスのふんどし：半円状で大きい
メスはふんどしの中に卵を蓄えるため、オスよりもふんどしが大きいと覚えておくと、見分けやすいでしょう。
食べられる部分の違い
オスとメスでは、食べられる部分にも違いがあります。
オスとメスで食べられる部分の違いは以下のとおりです。
- オスで食べられる部分：身、蟹味噌
- メスで食べられる部分：身、蟹味噌、内子、外子
内子と外子はカニの卵のため、メスからしか取れません。
そのため、身がたくさん取れるオスではなく、あえてメスのカニを選ぶ方も多いほどです。
しかし、毛ガニのメスは現在食べられないので、内子や外子を味わいたいのなら、ほかのカニを購入するようにしましょう。
毛ガニのメスが食べられない理由
毛ガニのメスを漁獲できないのは、資源保護のために規則で禁止されているためです。
毛ガニは他のカニに比べて脱皮して成長するのに時間がかかるため、過剰に獲られてしまうと急激に個体数が減少してしまうことが懸念されます。
そのため、毛ガニの安定供給のために、メスの毛ガニを食べることは、現在できません。
メスが食べられるカニは？
毛ガニのメスは資源保護のため食べられませんが、ほかのカニなら基本的にメスもオスと同様に食べられます。
しかし、漁獲制限が設けられている場合が多く、一年を通して食べるのが難しいのは事実です。
そのため、メスを食べたい方は、メスが水揚げされる時期を狙って購入すると、旬の美味しいメスを味わえるでしょう。
毛ガニの美味しい食べ方
毛ガニは繊細で甘い身が絶品です。
続いては、その上質な毛ガニの身を、思う存分味わうための食べ方を紹介します。
毛ガニを使った料理の参考にしてみてください。
蒸しガニ
カニを茹でると、カニの旨味成分が茹で汁に溶け出します。
そのため、カニの香りをより味わいたい方は、蒸しガニにしていただくのがおすすめです。
カニの体内に味が染み込むように、ふんどし部分に塩をふって蒸しましょう。
10分ぐらい蒸せば、旨味が凝縮された蒸しガニを味わえます。
焼きガニ
身がたくさん詰まった毛ガニを、網の上で焼いていただく焼きガニも絶品です。
ある程度火が通ったら、バター醤油と合わせていただきましょう。
毛ガニの香ばしい香りが広がるため、味覚はもちろん嗅覚でも楽しめます。
しゃぶしゃぶ
昆布で出汁をとった鍋に、毛ガニを潜らせていただく、しゃぶしゃぶも贅沢な逸品です。
ねぎや水菜などをお好みで入れ、ポン酢につけていただきましょう。
身の甘さと、とろけるような身の食感を楽しめます。
蟹味噌の味噌汁
毛ガニを購入したら、身だけでなく蟹味噌も忘れずに味わいましょう。
毛ガニの蟹味噌は、味噌汁に加えることで、濃厚さがアップして風味が豊かになります。
味噌汁以外にも、さまざまな料理に蟹味噌は合うので、ぜひほかの料理にも付け加えてアレンジしてみてください。
北海道の美味しい毛ガニを購入するならカニ通販！
毛ガニといえば、北海道が産地として有名です。
そのため、毛ガニを食べるなら北海道のカニ通販を利用して取り寄せるのがおすすめです。
続いては、北海道でおすすめのカニ通販である以下5つのサイトをご紹介します。
- かに本舗
- かにまみれ
- 北釧水産
- 北海道ぎょれん
- 島の人オンラインショップ
それぞれの特徴について見ていきましょう。
かに本舗
かに本舗は、ネットショップ大賞で12年連続1位を受賞するなど、実績のあるカニ通販サイトです。
その高評価を支えるのは、94.6%以上という高いお客様満足度です。
かに本舗の特徴は、高品質なカニをリーズナブルな価格で提供している点にあります。
カニの取扱量もカニ通販業界最大規模で、社長や店長自ら現地で買い付けを行うことで、美味しいカニを安く大量に仕入れ可能です。
なお、かに本舗のさらに詳しい特徴については、以下の記事でまとめて紹介しています。
ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。
関連記事：かに本舗の口コミは良い？悪い？特徴やおすすめ商品も紹介
かにまみれ
かにまみれは、カニ通販サイトの中でも最高品質にこだわっており、全品ワケなしを謳っています。
かにまみれの品質の高さは、顧客満足度95.7%の達成やYahoo!ストア売れ筋ランキングの毛ガニカテゴリで1位を獲得するなど、多くのユーザーから高い評価を受けています。
かにまみれでは、最高ランク堅ガニの中でも、さらき加工状態のよいものだけを厳選しています。
そのため、鮮度と味わいは一級品です。
品質にこだわる方や、大切な方への贈り物に利用したい方は、かにまみれの最高品質のカニをぜひ試してみてください。
なお、かにまみれのさらに詳しい特徴については、以下の記事でまとめて紹介しています。
ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。
関連記事：かにまみれの口コミや評判は良い？特徴についても紹介！
北釧水産
北釧水産は、最高鮮度のカニだけを厳選した高品質な商品を提供している北海道のカニ通販です。
国産以外のカニも取り扱っていますが、専門のプロが国内外のカニをしっかり目利きしているため、品質に問題がある外国産カニは一切扱っていません。
そのため、身が少ないカニを買ってしまうリスクを避けたい方は、北釧水産でお取り寄せするのがよいでしょう。
なお、北釧水産のさらに詳しい特徴については、以下の記事でまとめて紹介しています。
ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。
関連記事：北釧水産の口コミは？おすすめ商品や特徴についても紹介！
北海道ぎょれん
北海道ぎょれんは、北海道で水揚げされたカニを扱う生産者団体です。
品質にこだわり、漁協職員が厳しいチェックを行っており、高品質な味と鮮度を保証しています。
さらに、日本全国への配送において、全品送料無料という特典もあります。
北海道からのお取り寄せとなると、送料が高くなる場合もあるため、少しでも安く購入したい方にとって嬉しい特典です。
北海道産の新鮮なカニを手軽に取り寄せたい方は、送料のかからない北海道ぎょれんを利用してみてはいかがでしょうか。
なお、北釧水産のさらに詳しい特徴については、以下の記事でまとめて紹介しています。
ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。
関連記事：【海鮮通販】北海道ぎょれんの口コミは？特徴も併せて紹介！
島の人オンラインショップ
島の人は、礼文島の海産物を扱う小さなお店で、その歴史は30年になります。
この島の人が運営するオンラインショップでは、北海道で採れた新鮮な海産物を日本全国に提供しています。
さらに、出産祝いや香典返しに最適なギフトセットも用意されており、価格やジャンルで検索できるため、贈り物選びが容易です。
そのため、北海道の特産品を贈りたい場合は、島の人オンラインショップで選んでみると良いでしょう。
なお、島の人オンラインショップのさらに詳しい特徴については、以下の記事でまとめて紹介しています。
ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。
関連記事：おせちやカニが有名な島の人オンラインショップの口コミを紹介
毛ガニのメスは食べられない理由についてのまとめ
今回は、毛ガニのメスが食べられない理由について紹介しました。
毛ガニは、資源を守る観点のもと、繁殖に大切なメスを漁獲することが禁じられているため、メスの毛ガニは食べられません。
そのため、メスのカニ特有の内子や外子を食べたい場合は、毛ガニ以外のカニを選ぶようにしましょう。
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