イバラガニとタラバガニの違いは?価格はどっちがお得?

イバラガニは、タラバガニと同じヤドカリ科のカニです。

見た目も似ているため、タラバガニと混同されることも少なくありません。

しかし、タラバガニの知名度は高いのに対して、イバラガニの知名度はそこまで高くないのはなぜなのでしょうか。

本記事では、イバラガニとタラバガニの身体的な違いから、味や旬の違いまで詳しく解説します。

ズワ子
ぜひ最後までご覧ください!

イバラガニとタラバガニの違いは?

イバラガニとタラバガニは同じヤドカリ科のカニのため、身体的な特徴も似ています。

しかし、イバラガニの方がタラバガニよりも棘が鋭くゴツゴツした見た目をしています。

また、タラバガニはカニの王様と呼ばれるほど、冬の味覚として定番の食材ですが、イバラガニはタラバガニよりもその名を聞く機会は少ないでしょう。

しかし、イバラガニはタラバガニと比べても甘味が強いと評判で、タラバガニと引けを取らない美味しさがあります。

続いては、そんなイバラガニとタラバガニの特徴について詳しくみていきましょう。

イバラガニの特徴は?

イバラガニは、近年のタラバガニの価格高騰を受け、タラバガニの代用として注目を浴びています。

しかし、市場に出ているのはイバラガニではなく、イバラガニモドキという近種です。

イバラガニモドキは、名前のとおりイバラガニとよく似たカニで、甲羅についている棘の大きさに違いがあります。

味に関しては、イバラガニよりもイバラガニモドキの方が美味しいと評判です。

イバラガニの産地は?

国内で漁獲される蟹の中でも、わずか0.3%程しか水揚げがない幻の蟹がイバラガニです。

そんな、イバラガニはオホーツク海や房総半島沖、相模湾などで広く分布していますが、狙って漁獲するのは網走漁港のみで、ほかの漁港では狙って漁獲はされません。

海外産では中国やロシアから輸入されています。

イバラガニは、深海に生息することが特徴で、生息深度は500m前後とされています。

ケガ美
国産のイバラガニはすごい貴重ですね!

イバラガニの旬は?

イバラガニの旬は12月〜3月に迎えますが、イバラガニよりも市場によく出るイバラガニモドキは6月〜8月の夏場が旬です。

ほとんどのカニの旬は冬場のため、イバラガニモドキは、ほかのカニが旬ではない時期に美味しく食べられるといった特徴があります。

そのため、夏にカニが食べたくなった際にはイバラガニモドキを購入してみるのがおすすめです。

イバラガニの蟹味噌は?

イバラガニの蟹味噌は、食べられないわけではありませんが、販売前に取り除かれるため食べる機会はあまりありません。

加えて、毛ガニやズワイガニのような蟹味噌が美味しいカニと比べても、味や風味の質は低めです。

そのため、イバラガニは蟹味噌を食べるのに向いているカニとはいえないでしょう。

イバラガニの内子・外子は?

イバラガニは、蟹味噌が美味しく食べられない代わりに、内子と外子が美味しく食べられます。

イバラガニの内子は、芳醇な香りと濃厚な味わいがあり、多くの人に愛されています。

イバラガニの外子は、プチプチとした食感が特徴で、こちらも人気です。

イバラガニのメスを手に入れたら、ぜひ内子と外子を味わってみてはいかがでしょうか。

イバラガニの価格相場は?

イバラガニは、1.5kgで約6,000円〜7,000円程度の価格相場となっています。

1.5kgで1万円を超えるようなカニも珍しくないため、他のカニと比べると比較的安価であるといえるでしょう。

ただし、イバラガニが安価である理由は、知名度の低さや鋭い棘による下ごしらえの大変さが原因であり、味に問題があるわけではありません。

実際、イバラガニはタラバガニにも遜色のない美味しさがあるといわれています。

そのため、イバラガニは手ごろな価格帯で手軽に購入できるカニとして今注目を集めています。

ズワ子
安くて美味しいのがイバラガニなんですね!

タラバガニの特徴は?

タラバガニは「カニ」と名前がついているため、カニの仲間だと思っている方も多いでしょう。

しかし、タラバガニはヤドカリ下目に属するため、正確にはヤドカリの仲間です。

見えている脚の数は、ヤドカリと同じく8本であり、カニの10本と比べて2本少ないのが特徴です。

実際には10本の脚を持っていますが、残りの2本はお腹の中に隠れているため、確認はできません。

また、英語ではキングクラブと呼ばれ、日本でも「カニの王様」という愛称がつけられて親しまれています。

カニの王様にふさわしく、大きな個体では寿命が30年以上になり、脚を広げると1メートルを超える体長になります。

このように、タラバガニはカニの中でも大型種であるため、身がよく詰まっており食感も抜群です。

タラバガニの産地は?

タラバガニは冷たい海でしか獲れないため、北海道が主な産地となっています。

しかし、国産のタラバガニは5%程度で残りの95%はロシアやアメリカからの輸入となっているため、国産のタラバガニはとても貴重といえるでしょう。

また、アラスカでは禁漁区が未だに設定されていないことから、漁が盛んに行われています。

そのため、タラバガニが多く水揚げされ、価格も比較的安価で購入できます。

産地によって、価格や味の特徴は変わるので、購入の際はどこで獲れたタラバガニなのかも確認してみるとよいでしょう。

タラバガニの旬は?

一般的なカニの旬は、1年に一度だけですが、タラバガニは1年に2回旬が訪れるとして有名です。

一度目は4月〜6月で、この時期はオホーツク海の流氷が去った後であるため、甘みが強く美味しいタラバガニがよく獲れます。

二度目は11月〜2月で、この時期はタラバガニが脱皮する直前の時期で、甲羅が硬い堅蟹がよく水揚げされるといった特徴があります。

堅蟹は脱皮直後のタラバガニより身入りが多く、ぷりぷりとした濃厚な身を味わえるでしょう。

このように、タラバガニは4月〜6月の旬と合わせて2度旬が訪れるため、1年を通して美味しく食べられるカニとして知られています。

冬以外にカニが食べたくなった際にもおすすめのカニといえるでしょう。

タラバガニの蟹味噌は?

タラバガニの蟹味噌は、加熱すると溶けてしまい、身が変色したり味が落ちたりして品質に影響が出ます。

そのため、タラバガニの蟹味噌は販売前に取り除かれてしまうことが一般的であり、食べる機会があまりありませんが、まったく食べられないわけではありません。

しかし、味に関してはあまり美味しくないとされているため、蟹味噌を楽しみたい方には不向きなカニといえるでしょう。

タラバガニの内子・外子は?

タラバガニの内子は、お酒やご飯との相性が抜群で絶品です。

外子は、プチプチした食感やクセの少ない味わいが特徴で、内子が苦手な方でも食べやすいでしょう。

しかし、現在はロシアからタラバガニの輸入が制限されている影響で、内子や外子をつけた雌のタラバガニがなかなか手に入らないのが現状です。

そのため、タラバガニの内子や外子は希少性が高く、食べられる機会はあまりないといえます。

タラバガニの価格相場は?

タラバガニの価格相場は、一般的に1kgあたり約5,000円〜8,000円程度ですが、価格には変動があります。

その要因として、一杯丸々で購入するのか、脚や肩で購入するのか、また脚は何本入っているかなど、どの状態でタラバガニを購入するのかによって差が出るためです。

しかし、一般的にタラバガニは蟹味噌が抜かれているため、一杯で買うメリットはあまりありません。

また、ロシアからタラバガニの輸入が減っている影響で、価格相場は年々上昇しています。

この影響は今後も続く可能性があるため、タラバガニを購入する場合は相場の動向にも注目するようにしましょう。

美味しいイバラガニやタラバガニを買うならカニ通販!

カニ通販を利用すると、美味しいイバラガニやタラバガニを手軽に購入できます。

その理由は以下のとおりです。

  • 品質が高い
  • 鮮度がよい
  • 種類が豊富
  • 価格が安価
  • 手軽に注文できる

それぞれみていきましょう。

理由1.品質が高い

カニ通販では、品質が良いカニをプロが目利きして販売しています。

そのため、味や身入りがよく、おいしいカニを手軽に購入できます。

スーパーのように自分で目利きしなくても、品質の良いカニが購入できるのは安心材料となるでしょう。

理由2.鮮度がよい

カニ通販は、直接漁港からカニを仕入れており、カニが新鮮なうちに発送されます。

そのため、水揚げされてから時間の経っていない鮮度抜群のカニを自宅にいながら味わえるでしょう。

理由3.種類が豊富

カニ通販では、イバラガニやタラバガニなど、さまざまな種類のカニを取り扱っています。

そのため、スーパーではなかなか見られない珍しいカニも購入できます。

また、地方の名産品や季節限定のカニも扱っているため、自分が好きな種類のカニを手軽に購入できるでしょう。

理由4.価格が安価

カニ通販では、販売にかかる手数料が少ないため、スーパーよりも安価でカニを購入できます。

また、送料無料や特別セールなど、お得なキャンペーンも実施しています。

加えて、訳あり品などを駆使するとさらに安く購入できるでしょう。

理由5.手軽に注文できる

カニ通販では、インターネットがあれば24時間どこにいても、手軽に注文できます。

そのため、自宅にいながら簡単に注文でき、忙しい人や遠方に住んでいる人にもおすすめです。

こちらの記事では、おすすめのカニ通販サイトを厳選して紹介しています。

ぜひ、通販サイト選びの参考にしてください。

関連記事:カニ通販で人気のおすすめ10サイトをランキング形式で徹底比較

イバラガニとタラバガニの違いについてのまとめ

今回は、イバラガニとタラバガニの違いについて紹介してきました。

イバラガニとタラバガニは、同じヤドカリ科のカニで身体的な特徴も似ています。

しかし、イバラガニの方が価格も安く、味もタラバガニと遜色ありません。

また、カニ通販を利用すればさらに安くカニを購入できます。

タラバガニは高くてなかなか手を出せないといった方は、代用としてイバラガニをカニ通販で購入してみてはいかがでしょうか。