高級食材のイメージが強いカニですが、特に毛ガニやタラバガニ、ズワイガニといったあたりは人気も高く決して値段も決して安くないためなかなか食べる機会は少ないでしょう。
そんなカニを少しでも安く購入できる方法があるのを知っていますか?
それは訳あり品を購入するということです。
訳あり品と聞いたら品質に問題があるのかと身構えてしまいそうですが、決してそんなことはありません。
今回はカニの中でも特に人気な毛ガニの訳あり品を駆使して、少しでも安く購入する方法について見ていきます。
そのほかにも毛ガニの特徴や解体方法なども解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
毛ガニの特徴
毛ガニはクリガニ科に属するカニの1種です。
別名は大栗蟹(オオクリガニ)とも呼ばれ、メスよりもオスの方が大型です。
最大甲長は120mmで殻に覆うように毛が生えているのが特徴で、毛ガニという名前の由来にもなっています。
毛ガニはどんなサイズで獲ってもいいわけではなく、オスなら甲長80mmに満たないサイズは逃がさないといけません。
漁獲可能な80mm以上になるには大体7年近くかかるといわれています。
タラバガニやズワイガニなどに比べて年間の水揚げ量が少ないことから、とても希少価値の高いカニとしても知られています。
北太平洋沿岸に広く分布しており、北海道が日本で一番の漁獲量をほこります。
北海道の毛ガニは道内外からも人気が高いので、ぜひ一度は食べてみたいですね。
毛ガニの旬はいつ?
毛ガニの旬は12月〜2月の冬頃といわれています。
しかし、毛ガニは北海道の全域で漁期を変えながら漁が行われているため、一年を通して水揚げされるといった特徴を持っています。
そのため、さまざまな産地の毛ガニが毎シーズン旬を迎えるので、どの時期でも美味しい毛ガニを楽しむことができるでしょう。
常に食べられるからこそ、日本人にとって馴染みが深いカニだといえますね。
カニにおける訳あり品とは
カニを購入する際は訳あり品を選んで購入することによって、通常価格よりも安く購入することが可能です。
しかし、訳あり品と聞くと身が詰まっていなかったり、味がイマイチだったりと品質になにか問題があるのではないかと思いますよね。
しかし、カニの訳あり品は味や身入りに問題はありません。
ではどこが訳ありなのかというと、それは外見です。
カニの脚が折れてしまっているなど、見た目があまりよくない商品を訳あり品として販売しているのです。
見た目にしか問題がないのであれば、個人で食べる分にはなにも問題はないですよね。
このような理由から、カニは訳あり品を選ぶことによって通常よりも安く購入することができるというわけですね。
訳あり品だとどれくらい安くなる?
実際訳あり品だと通常品よりもどれほど安くなるのでしょうか?
大手のカニ通販サイトで確認してみると、毛ガニ1kgで見ると通常品だとだいたい1万円程度で販売されていますが、訳あり品だと約7,000円〜8,000円で売られています。
この2,000円〜3,000円の差はかなり大きいですよね。
このように、特別見た目にこだわる必要がない場合は、訳あり品の方が断然お得なので、訳あり品で購入することも検討してみてくださいね。
カニ通販なら訳あり品+クーポンでさらにお得
カニ通販でカニを購入するなら、クーポンやキャンペーンを利用するとさらにお得です。
さらに通販サイトによっては、日本全国どこにいても送料が完全無料になるなど、スーパーで購入するよりもかなり安く購入することも可能です。
クーポンは期間限定で配布されるケースが多いので、見逃さないように定期的に確認するのがよいでしょう。
訳あり毛ガニを購入する際の注意点
訳ありの商品は一見デメリットがないように見えるかもしれませんが、いくつか注意すべき点があります。
それは、
- 訳あり品をギフトにしない
- 安い理由をしっかり確認する
の2点です。
それぞれを詳しくみていきましょう。
訳あり品をギフトにしない
ギフトのような贈り物は相手へのお祝いや日頃の感謝を伝える際に贈るものです。
そのため、訳あり品はギフトには向かないといえるでしょう。
確かに品質的には問題がないのかもしれませんが、脚が折れていたり肩が外れていたりするので、なるべく正規品を相手に贈るのが無難です。
訳あり品はあくまで自分用として購入するようにしましょう。
安い理由をしっかり確認する
訳ありのカニを購入する場合は、なぜそのカニが安いのかをしっかり確認しておきましょう。
訳あり品であれば必ずどこが訳ありなのかが記載されているはずです。
しかし、なにが訳ありか記載されていないにも関わらず、値段がほかの商品よりも大幅に安い場合は品質になにか問題があるのかもしれません。
いくら安くても味が悪かったり、身入りが悪かったりするような商品はお得とはいえません。
必ずなぜ安いのかを確認して、質の悪いカニを買わされないように注意しましょう。
毛ガニのおすすめの食べ方は?
続いては毛ガニを食べる際に美味しく食べることのできる、おすすめの食べ方についてご紹介していきます。
どの食べ方も絶品ですので、気になったものをぜひ試してみてくださいね。
焼きガニ
焼いて食べるだけのシンプルな焼きガニは、カニ本来の味を楽しむことができる王道のカニ料理といえます。
焼くことで香る香ばしい香りと甘味のある味は口いっぱいに満足感を得ることができるでしょう。
何もつけなくてもカニ自身の旨味で十分美味しいですが、醤油やレモン、ポン酢などをつけることによっても、また違った味を楽しむことができます。
カニ鍋
カニ鍋はカニから出る出汁を最大限利用するのが美味しさの秘訣です。
カニは風味が強いため、さまざまな味付けにも対応できます。
定番の醤油や塩であっさりと仕上げるのもいいですが、味噌を使ってこってり仕上げるのもよいでしょう。
カニ鍋を存分に味わった後は、雑炊にしていただくなど、最後まで飽きることなく楽しむことができます。
カニ飯
カニの炊き込みご飯であるカニ飯も香ばしい香りがおすすめなカニ料理です。
カニの身には少し塩分が含まれているので、少し甘めの味付けにするとカニの味が引き立つでしょう。
作り方は簡単でカニの身をほぐして釜に入れ、白米と同じように炊くだけです。
刺身
タラバガニやズワイガニと比べて刺身で食べるイメージは薄いかもしれませんが、毛ガニの刺身も十分に美味です。
カニは鮮度が落ちるのが早い食材ですので、刺身を家庭で食べるのは少々難しいですが、食べることができればカニ本来の味が楽しめるでしょう。
毛ガニの刺身は他のズワイガニといったカニよりも甘みが強く、さらに毛ガニが持つうま味やコクを強く感じられます。
地元の方は毛ガニの刺身を好んで食べている方も多く、メジャーな食べ方といえるでしょう。
毛ガニの解体方法
続いては購入した毛ガニの解体方法について見ていきます。
カニを購入したときにネックになるのが解体の工程ですよね。
これがめんどくさそうで家ではカニを食べないという方も多いでしょう。
しかし、コツさえ掴めばそこまで難しいものではありません。
順を追って解説するのでぜひチャレンジしてみてください。
足を切り離す
まずは、カニの足を切り離していきます。
体をひっくり返して、お腹を上に向けましょう。
続いてハサミを殻が柔らかい脚の付け根の関節部分に入れて切り離します。
素手で外すと手を怪我する危険性があるので、慣れるまではハサミを使うのがよいでしょう。
前かけを外す
前かけはふんどしとも呼ばれる甲羅の裏側にある部分で、三角形になっているのが目印です。
そこに親指を引っ掛けて取り外します。
解凍が十分でない場合は固くて取れないので、再度解凍してから行うようにしましょう。
甲羅を外す
前かけを外した箇所から親指を入れて甲羅を引き剥がします。
甲羅を上にしていると、蟹味噌が流れ出てしまう可能性があるので、甲羅は下に向けて作業するようにしてください。
蟹味噌を移す
個体によって蟹味噌の量は違ってきますが、胴体の部分に残っている蟹味噌は全て甲羅に移し替えておきましょう。
エラを外す
胴体の左右についているエラは食べれないので、取り外します。
手でむしるようにすれば取ることができます。
胴体を開く
胴体を半分に切り、開きます。
胴体に残っている蟹味噌があれば甲羅に移し替えておきましょう。
筒状になっている脚の付け根は筒から胴に向かってハサミを入れて開いていきます。
脚を剥く
脚を剥く前に、脚先は危険なので切り落としておきましょう。
脚先は、殻ごとトゲを切り取るようにハサミを入れていきます。
殻の外側は身を切らないように気をつけながらハサミを入れます。
爪は開いておき、真ん中を半分に切って開きましょう。
毛ガニと訳あり品についてのまとめ
今回は毛ガニを購入するなら訳あり品が安くておすすめだということを紹介してきました。
最後に本記事の内容をまとめてみましょう。
- 訳あり品は正規品よりも2,000円〜3,000円安く買える
- 訳あり品はギフトに向かない
- 訳あり品を買うときはなにが訳ありなのかを必ずチェックしよう
訳あり品なら高級品である毛ガニでもお家で手が出しやすい価格になるでしょう。
このことを知っているか知っていないかは大きな違いですよね。
それに加えて、カニ通販を利用すればクーポンなどを利用でき、さらに安くなる可能性があります。
少しでも安くカニを購入できるようにたくさんのカニ通販サイトをチェックしてみてくださいね。