深海に棲むカニの特徴は?そのユニークな生態について紹介!

カニは世界で7,000種類ほど生息していますが、中には深海に生息しているカニも多く存在しています。

深海のカニは、一般的なカニと比較してもユニークな個体が多いのが特徴です。

本記事では、そんな深海に生息しているカニをいくつか紹介します。

深海のカニに興味のある方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

そもそも深海の定義とは?

深海に明確な定義はありませんが、一般的には200m以深の海域を指します。

200m以深になると、光合成に必要な太陽光が届かなくなるため、地上や浅い水深の場所では大きく生態系が異なるのが特徴です。

深海に棲む生物は、とても過酷な環境に順応するため、独自の進化を遂げます。

そのため、深海に棲むカニも普段見かけるカニよりユニークな見た目や生態をしている種が多いといえるでしょう。

深海に棲むカニ13選!

深海にはさまざまなカニが生息しています。

その中から13種を紹介するので、どのような生態を持ったカニがいるのか確認してみてください。

ズワイガニ

松葉ガニや越前ガニなどで知られるズワイガニは、深海に生息する大型の食用カニです。

あまり、深海のイメージはないかもしれませんが、水深50〜1,200mの砂泥底に生息しています。

大きな脚が特徴で、広げると70センチにもなります。

身はとても甘く、しゃぶしゃぶや鍋にすると美味しくいただけるでしょう。

さらに、地域によってブランド化されているのも特徴で、高級ブランドになると1kgで4万円を超えるケースもあります。

このように、ズワイガニは深海に生息するカニの中でも、美味しさを強く感じられるカニです。

紅ズワイガニ

紅ズワイガニは、水深400〜2,700メートルの深海に生息するカニで、食用として利用されています。

瑞々しくて柔らかい身が特徴で、昔からズワイガニの代用品として利用されてきました。

しかし、ズワイガニに劣らない美味しさから近年ではさらに人気が高まっています。

また、水揚げ量が多いため、ズワイガニよりも安価で購入できる点も人気の理由です。

そのため、カニを安価で楽しみたい方にとって、紅ズワイガニはおすすめのカニといえるでしょう。

タラバガニ

タラバガニは、深いところだと水深300メートルを超える海底に生息する大型の甲殻類です。

カニと名がつきますが、実際はカニではなくヤドカリの仲間です。

そのため、身体はヤドカリの特徴を兼ね備えています。

しかし、外観上はカニと見分けがつかないため、カニとして扱われても違和感はないでしょう。

タラバガニは食用として人気が高く、特にその豊満な身に多くの方が魅了されています。

食べ方としては、身や香りを存分に味わえる焼きガニがおすすめです。

タカアシガニ

タカアシガニは、クモガニ科に分類される大型のカニです。

日本近海の深海に生息しており、現生の節足動物では世界最大の大きさを誇ります。

その大きさは、大きな個体が脚を広げると3.8メートルにまで達するのが特徴です。

さらに、甲幅は最大で40センチで、体重は19キロにまで及びます。

また、生きた化石と呼ばれるほど、古い種であるのも特徴です。

生息域は水深150〜800メートルの砂泥底ですが、産卵期には水深50メートル程度の浅瀬まで上がってきます。

食用して利用されていますが、産地以外での人気は高くありません。

味は水っぽくて大味で、時間が経つと身が溶けてしまうため、扱いが難しいとされています。

それでも、塩茹でや蒸しガニにすると美味しく食べられるので、食べる機会があればぜひ一度は食べてみたいカニといえるでしょう。

ユノハナガニ

ユノハナガニは、ユノハナガニ科に分類されるカニで、フィリピン海プレートの東端にある海山群に生息しています。

420~1,380メートルの深い場所に生息していますが、ユノハナガニ群の中ではこれでも浅い方に位置します。

背中の甲羅が楕円形をしており、メスの方がオスよりも大きいのが特徴です。

また、ユノハナガニの体色は白く、まるで温泉に湯の花が舞っているように見えることから、その和名が付けられました。

眼は退化していますが、匂いには敏感で、暗くなると活動を始める傾向にあります。

食用としては利用されていません。

スノークラブ

スノークラブは、オオエンコウガニ科に部類されるカニです。

オーストラリアで水深500〜900メートルに位置に生息しています。

全身が白く、茹でても白さが変わらないことが名前の由来です。

これは、カニが赤い理由であるアスタキサンチンを持っていないためであり、カニであるのにも関わらず白いといったユニークな見た目を持っています。

オーストラリアでは食用として利用され、身は甘いのが特徴です。

また、風味や身詰まりも良いため、食べ応えがあって絶品。

日本での流通は少ないので、食べられる機会は少ないでしょう。

オオエンコウガニ

オオエンコウガニは、オオエンコウガニ科に分類される大型のカニです。

形はサワガニに似ていますが、甲長が20センチにもなる大きな体が特徴です。

また、大きな体に対して、細い脚が歪な印象を与えます。

日本では東京湾や相模湾、駿河湾などに生息しており、生息域は500〜800メートルほどの岩礁地帯です。

希少性が高く流通する機会は少ないですが、食用としても利用されています。

茹でると甘みを感じられる身が、産地周辺では楽しまれています。

オオエンコウガニを使った寿司を取り扱っている市場もあるため、産地に赴けば珍しいオオエンコウガニをその口で味わえるでしょう。

サナダミズヒキガニ

サナダミズヒキガニは、ミズヒキガニ科に分類されるカニで、水深30メートルから300メートルの深海に生息します。

甲羅は1センチほどですが、脚が細長く、広げると10センチを超えるユニークな見た目が特徴です。

サナダミズヒキガニという名前は、紅白になった脚の模様が真田紐やご祝儀などで使われる水引に似ていることが由来とされています。

細い脚には可食部がないため、食用としては利用されていません。

その生態を観察したい方は、特定の水族館に行けば展示を見られるでしょう。

ヒラアシクモガニ

ヒラアシクモガニは、クモガニ科に分類されるカニで、日本では東京湾から九州岸に見られます。

浅いところだと水深180メートル、深いところだと水深750メートル付近まで生息しています。

甲幅は3センチ程度ですが、甲羅に見合わない細長い手足が特徴です。

さらに、ハサミは脚と比較して太くて短いのも特徴です。

甲羅は赤色で、第一歩脚には無数の棘が生えています。

大きな体ですが、岩に登ったり砂に潜ったりできる器用な生態を持っています。

もしも、その生態を観察したいなら、水族館の展示を見るのがおすすめです。

しかし、展示されている水族館は限られているため、事前に調べておくようにしましょう。

ヒラホモラ

ヒラホモラは、ホモラ科に分類される小型のカニで、西部太平洋や中部太平洋、相模湾などに生息しています。

4本目の歩脚が体の上側に向いているのが特徴です。

上を向いた歩脚によって貝殻などを背負って移動でき、背負った貝殻などで天敵から身を守ります。

貝殻を背負う生態はもちろん、見た目も小柄で可愛いため、見るだけで癒されるでしょう。

オオホモラ

オオホモラは、ホモラ科に分類されるカニで、ヒラホモラと異なり、甲長が14センチにもなる大型のカニです。

大きいものだと体重は1キロを超えます。

日本では、相模湾から土佐湾、種子島などに生息しています。

全体的に細長い脚と、先端がカギ爪になった最後の脚が特徴です。

食用としての利用は少ないですが、なかには蒸して食べたり、お寿司にして食べたりするケースもあります。

身は甘く、蟹味噌までしっかり食べられるため、産地などではまれに流通します。

テナガオオホモラ

テナガオオホモラは、ホモラ科に分類される大型のカニです。

甲長が18センチ、甲幅が15センチの縦長の楕円形をしています。

また、手足が細長いのも特徴です。

東京湾から土佐湾の、水深が250〜380メートルになる砂泥地に生息しています。

茹でたり、味噌汁にしたりして食べられることもありますが、基本的に食用として流通はしません。

トウヨウホモラ

トウヨウホモラはホモラ科に分類されるカニで、東京湾以南から九州にかけて生息しています。

生息域は、水深150〜200メートルの岩礁域です。

一番後ろのカギ爪で、海綿動物や珊瑚などを背負って身を隠す変わった生態を持っています。

見た目は縦に細長く、脚は細いのが特徴です。

また、目は左右に飛び出しています。

美味しい深海のカニを購入するならカニ通販がおすすめ!

ズワイガニや紅ズワイガニ、タラバガニなど深海に生息しているカニにも美味しいカニは多く存在しています。

そんな深海に棲む美味しいカニを購入するなら、カニ通販がおすすめです。

カニ通販なら、キャンペーンやクーポン、訳あり品などを駆使することによって、スーパーなどよりも安価でカニを購入できるのが魅力です。

また、自宅までカニを届けてくれるため、カニを購入しにでかけるコストもかかりません。

そのため、手軽に美味しいカニを安く購入したい方は、ぜひカニ通販を利用してみてはいかがでしょうか。

関連記事:カニ通販で人気のおすすめ10サイトをランキング形式で徹底比較

深海に棲むカニの特徴についてのまとめ

今回は、深海に棲むカニの特徴について紹介しました。

深海には、ズワイガニやタラバガニといった馴染み深いカニから、名前も聞いたことのないカニまでさまざまな種類が生息しています。

その多くは、厳しい環境を生き抜くために進化したことで、ユニークな生態を持っているのが特徴です。

食用として利用されるカニもいれば、水族館で観賞用として利用されるカニもいます。

もし水族館で見かけることがあれば、ぜひ注意深く観察してみてはいかがでしょうか。