【カニの釣り方】よく釣れるカニやおすすめのポイントを紹介!

釣りといえば魚のイメージが強いですが、実はカニも釣竿で釣れることを知っていますか?

釣ったカニは、自分で調理して美味しくいただけます。

本記事では、初心者でもできるカニの釣り方について紹介します。

また、よく釣れるカニやおすすめの釣りポイントについても紹介するので、カニ釣りに興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

カニの釣り方

カニ釣りの方法は、主に以下の2種類があります。

  • 投げカニ網
  • ハゲ掛け

それぞれの釣り方の特徴についてみていきましょう。

投げカニ網

カニ釣りには、カニ網がついた仕掛けを使用します。

中にエサを入れる袋がついており、その周りを網で覆う構造です。

中心につけたエサに釣られたカニを、周りの網で絡めて捕獲します。

市販で売られているカニ網を使用してもいいですが、シンプルな構造なので自作も可能です。

ハゲ掛け

本来は、カワハギやウマヅラハギを釣るために使われる仕掛けです。

真ん中に仕掛けたエサに釣られたカニを、周りの針に引っ掛けて釣り上げます。

カニ専用の仕掛けではありませんが、しっかりと釣果は得られるでしょう。

カニ釣りでおすすめのエサは?

カニ釣りで使用されるエサは、魚の切り身が定番です。

生きてなくても大丈夫なので、魚のアラでも問題ありません。

また、魚でなくてもイカや鶏肉、豚の脂身なども使用できます。

カニ釣りのコツ

カニ釣りで釣果を上げるためには、以下のようなコツが重要です。

  • 我慢が肝心
  • 投入場所を定める

それぞれのコツについてみていきましょう。

我慢が肝心

カニ釣りでは、カニからの反応が少ないため、仕掛けを放置して我慢強く待つことが大切です。

仕掛けを入れてから20分程度は様子を見ましょう。

仕掛けを上げたら、エサの減り具合を確認してリールを巻くタイミングを調整していきます。

また、エサが減っていない場合は、投入場所を変更することも検討しましょう。

投入場所を定める

カニを釣るためには、カニがたくさん潜んでいる場所に仕掛けを投入することが大切です。

海の流れが変化する場所などを狙って投入しましょう。

カニの行動パターンや習性を知ることで、より効果的に釣りができます。

カニがよく釣れるポイントはどこ?

カニをたくさん釣るためには、カニが集まるポイントに竿を垂らすことが大切です。

続いては、カニがよく釣れるポイントをご紹介します。

防波堤

防波堤は、カニ釣りの定番ポイントです。

岸壁やテトラポッドの間にカニが潜んでいる可能性が高いので、そっと釣竿を垂らしましょう。

また、常夜灯のある防波堤であれば足場も視界もしっかりしているため、初心者でも安全にカニ釣りを楽しめます。

砂浜

砂浜から遠投でカニを釣る方法です。

そのため、遠くに飛ばすために長い釣竿を選択することが大切です。

また、砂浜で釣りをする際は、釣竿に砂が付着して劣化してしまわないように、釣竿のメンテナンスに気を配る必要もあるでしょう。

カニは夜釣りがおすすめ

カニの性質は夜行性です。

昼間は砂の中で潜っており、夜になるとエサを求めて活動を始めます。

そのため、釣果を上げるなら夜釣りがおすすめです。

また、夜間の釣り場ではライトやヘッドランプなどの照明器具を活用すると、釣りの効果をより高められるでしょう。

ケガ美
安全面でも照明器具は大切です!

カニ釣りのシーズン

カニは冬になると冬眠したり、深い場所に移動したりするため、釣りには冬以外の暖かい時期が向いています。

しかし、地域や種類によって釣れやすい時期は異なります。

そのため、カニを釣る際には狙いたい種類や地域の情報を事前に調べ、釣りの最適な時期を把握しておくことが重要です。

地元の釣り情報や釣り人のアドバイスを参考にしたり、釣り専門のウェブサイトや書籍などで情報収集したりするとよいでしょう。

カニのシーズンに合わせて釣りに挑戦することで、より多くの釣果を得られます。

カニ釣りで狙えるカニ

カニ釣りでは、以下のようなカニを狙えます。

  • ワタリガニ
  • タイワンガザミ
  • イシガニ
  • ヒラツメガニ
  • モクズガニ
  • クリガニ

それぞれのカニの特徴について確認しておきましょう。

ワタリガニ

ガザミやヒシガニとも呼ばれるワタリガニは、高品質な味を楽しめるとして、カニ釣りの中では人気の高い種類です。

北海道から九州にかけて生息しているため、日本各地で狙えます。

ワタリガニは、甲幅が大きいもので15cmを超える大型種です。

甲羅は菱形で、後方の足がオールのような形をしているので、見分けるのは難しくないでしょう。

筋肉質な身が絶品のため、ぜひ釣りで狙いたいカニの一つです。

関連記事:ワタリガニの旬の時期はいつ頃?気になる味についても解説!

タイワンガザミ

タイワンガザミはワタリガニの仲間で、見た目も酷似しています。

ワタリガニと比較して、甲羅と脚が青みがかっているのが特徴です。

ワタリガニ同様、肉質な身が絶品のため、カニ釣りでは積極的に狙われるカニの一種です。

甲幅は最大で15センチ程度になるので、大型種を釣り上げたらボリューミーな身を味わえるでしょう。

イシガニ

イシガニは、日本各地に生息しているため、カニ釣りでは広く知られています。

殻が硬く調理は大変ですが、身が引き締まっており、甘みを感じられるのが特徴です。

塩茹でや味噌汁など、さまざまな料理で楽しめます。

イシガニを捕まえたら、ぜひ自分好みに調理して味わってみてください。

ヒラツメガニ

ヒラツメガニは、ワタリガニ科に分類される食用カニで、主に東日本で消費されます。

甲幅は10センチ程度で、ワタリガニと同様に後ろ脚がオールのような形をしているのが特徴です。

身はもちろんですが、蟹味噌が特に濃厚で人気です。

そのため、ヒラツメガニを釣り上げたらカニ身と濃厚な蟹味噌を合わせていただいてみてください。

モクズガニ

モクズガニは、中国の高級食材である上海ガニの近縁種であり、その味は上海ガニに匹敵する美味しさです。

本来は淡水域に生息するカニですが、産卵の時期になると河口に降りてくるので、カニ釣りではその時期を狙います。

特に蟹味噌が絶品のため、捕まえたらぜひ味わってみるとよいでしょう。

関連記事:モクズガニの旬はいつ?美味しく食べられる料理も紹介!

クリガニ

クリガニは、見た目が毛ガニに似た小型の食用カニです。

主に北海道東部やオホーツク海側に多く生息しています。

小型のため身は多くありませんが、蟹味噌は絶品です。

茹でたり味噌汁にしたりと、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。

捕まえたカニで楽しめるおすすめ料理

カニを釣り上げたら、ぜひ自分で調理して食べてみましょう。

続いては、捕まえたカニでできるおすすめ料理について見ていきます。

蒸しガニ

蒸して食べるのは、カニ料理としては定番です。

蒸すとカニの旨みがより凝縮されて、濃厚な味わいを感じられます。

調理方法も簡単なので、大きなカニを手に入れたらぜひ試してみてください。

茹でガニ

茹でることでカニの旨みが凝縮されるため、カニ本来の味を存分に楽しめます。

また、ぷりぷりとした食感も茹でガニの魅力です。

調理法もシンプルなので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

味噌汁

カニの身と味噌を合わせた、濃厚な味噌汁もカニ料理の定番です。

殻ごと入れることで美味しい出汁が取れるので、サイズの大きくないカニでも相性抜群です。

また、蟹味噌を加えることでさらにクリーミーになるので、ぜひ蟹味噌も加えてアレンジしてみてください。

カニ飯

濃厚なカニ身をご飯と絡めた、カニ飯はいかがでしょうか。

一度食べると、お箸が止まらなくなる病みつきの味わいです。

残ったカニや、小さなカニでも十分楽しめるでしょう。

カニクリームパスタ

カニクリームパスタは、濃厚なクリームソースにカニの風味が調和した、贅沢なパスタ料理です。

カニの豊かな風味がクリームソースと相性抜群で、口の中に広がる味わいは高い人気があります。

普段のパスタにカニをプラスすることで、一段と贅沢な味わいを楽してるでしょう。

カニの風味を存分に堪能しながら、贅沢なクリームパスタをぜひお試しください。

危険!捕まえても食べてはいけないカニ

カニの中には、絶対に食べてはいけないカニが存在します。

カニ釣りで釣り上げても、必ずリリースしなければいけないのは以下のカニです。

  • スベスベマンジュウガニ
  • ウモレオウギガニ

それぞれのカニがなぜ危険なのかについて確認していきましょう。

スベスベマンジュウガニ

スベスベマンジュウガニは、甲幅が5センチほどの小型のカニです。

日本では、千葉県から沖縄県にかけて生息しています。

名前のとおり、甲羅がスベスベしているのが特徴です。

しかし、可愛い名前と見た目とは裏腹に、強力な毒を持っているため、見かけても捕獲してはいけません。

触るだけでは問題ありませんが、食べてしまうと強い中毒症状が現れます。

ウモレオウギガニ

ウモレオウギガニは、オウギガニ科に分類されるカニの一種でスベスベマンジュウガニ同様に猛毒を持つのが特徴です。

間違って食べてしまうと、食中毒によって死亡するケースもあります。

日本では主に南西諸島に生息しているため、見かけても絶対に捕獲しないようにしましょう。

カニ網は地域によって禁止されている

カニ網を使用したカニ漁は、地域によってルールが定められています。

そのため、カニ網を使用する際は、必ず地域のルールを確認しなければいけません。

ルールとマナーを守って、周りに迷惑をかけないように注意しましょう。

カニの釣り方についてのまとめ

今回は、カニの釣り方について紹介してきました。

カニ釣りは、投げカニ網やハゲ掛けで釣り上げるのが一般的です。

魚釣りとは少し勝手が違いますが、釣りをするポイントや時期、時間帯を考慮することで初心者でも釣果を上げられます。

捕まえたカニは、さまざまな料理に調理して美味しくいただけるので、気になる方はぜひカニ釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか。