大半のカニは冬になると旬を迎え、甘みや旨味が増すことでさらに美味しくなります。
そんな美味しいカニを正月にたくさん食べて、正月太りしてしまった方も多いのではないでしょうか。
そのことから、カニは太りやすい食べ物なの?と気になった方も多いでしょう。
そこで今回は、カニを食べると太りやすいのかについてや、カニに含まれる栄養素やカロリーを紹介していきます。
カニを食べると太る?
結論からいうと、カニは太りやすい食材ではありません。
というのもカニは低カロリー、高タンパクな食材なので、むしろ太りにくい食材といえるでしょう。
カニはダイエットに最適
カニは低カロリー、高タンパクの食材なので太りにくく、ダイエットに最適です。
ダイエットに大切なのが、カロリーを抑えることと、筋肉量を増やすことです。
筋肉はタンパク質が源となるため筋トレの強度も大切ですが、タンパク質をいかに多く摂取するかも大切になります。
しかし、必要なタンパク質を摂取するためにはたくさん食べる必要があるので、自ずと摂取カロリーも増えてしまいます。
そのため、タンパク質はたくさん摂れるが、カロリーは少なく抑えられるカニはダイエット食品として最適といえるわけです。
もちろん、食べすぎるのはよくありませんが、少なくとも食べると太るかもしれないからといって、カニを控える必要はないといえるでしょう。
カニのカロリー量は?ほかの食品と比較
カニのカロリーは、100gあたり69kcal程度です。
これをほかの主要な食品と比較してみるとこのようになります。
食品 | カロリー |
---|---|
カニ | 69kcal |
ご飯 | 168kcal |
食パン | 264kcal |
和牛 | 517kcal |
たまご | 151kcal |
チーズ | 346kcal |
チョコレート | 557kcal |
参考:食品のカロリー一覧表
これらの比較からも、カニのカロリーはかなり低いことがわかります。
カニの脂質量は?ほかの食品と比較
太ってしまわないためにカロリーと同じように大切なのが、脂質量です。
カニの脂質量は0.5gで1gもありません。
ほかの食品と比べても以下のとおりです。
食品 | 脂質 |
---|---|
カニ | 0.5g |
牛バラ肉 | 50.0g |
カップ麺 | 19.7g |
食パン | 4.4g |
さば | 12.1g |
たまご | 10.3g |
ポテトチップス | 35.2g |
この脂質量の少なさも、カニが太りにくいといわれる所以です。
カニのタンパク質量は?ほかの食品と比較
タンパク質は、筋肉をつけるうえで重要な栄養素です。
タンパク質がないと、いくら筋トレをしても筋肉はついてくれません。
また、全体の筋肉量を増やすことは代謝を上げることにつながります。
代謝が高まると、太りにくく痩せやすい体ができるでしょう。
こちらの表では、カニに含まれるタンパク質の量をほかの食品と比較しています。
食品 | 脂質 |
---|---|
カニ | 18.4g |
ごはん | 2.5g |
食パン | 9.3g |
たまご | 12.3g |
牛サーロイン | 17.4g |
ウインナー | 13.2g |
このように、カニに含まれるタンパク質は牛サーロインよりも多いことがわかります。
そのため、カニは低カロリーで高タンパクなダイエットに最適な食品といえます。
カニに含まれる栄養素について
カニにはタンパク質が多く含まれているとお話ししましたが、タンパク質だけでなくほかにもたくさんの栄養素が含まれています。
カニに含まれる栄養素は以下のとおりです。
- タンパク質
- 亜鉛
- 銅
- ビタミンB12
- ナイアシン
- カルシウム
- タウリン
- アスタキサンチン
それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。
タンパク質
筋肉はもちろん、髪や爪、臓器などの体を作るために重要な栄養素がタンパク質です。
このタンパク質は、複数のアミノ酸の結合によってできています。
タンパク質が不足すると、集中力の低下や筋力の減少が起こります。
また、しわやたるみといった老化現象も起こりやすくなるため、タンパク質は十分に摂取しなければなりません。
亜鉛
亜鉛は体内で生成できない必須ミネラルの一つです。
体内に約2,000mg存在しており、タンパク質の合成に必要とされています。
亜鉛は免疫力の向上効果が期待でき、風邪や感染症にかかりにくくなります。
また、傷や病気の早期回復にも重要な栄養素です。
銅
銅は人体に80〜100mg含まれており、貧血などの健康異常を予防する働きを持っています。
そんな銅は、よほど偏った食生活などをしない限り不足することはあまりないので、銅不足を心配する必要はないでしょう。
ビタミンB12
ビタミンB12は水溶性ビタミンの一種です。
ヘモグロビンの生成を助け、神経を守り正常な働きを維持する効果があります。
ビタミンB12が不足すると、赤血球が作られず貧血やめまいの原因となります。
全身の疲労感が抜けない方は、ビタミンB12が不足していないか確認する必要があるでしょう。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB12と同じく、水溶性ビタミンの一種です。
ナイアシンは脂質や糖質の代謝促進効果があり、脂質や糖質をエネルギーに変換してくれます。
そのため、筋トレやダイエットに効果的な栄養素だといわれています。
カルシウム
ミネラルの一種であるカルシウムは、骨や歯を作る身体機能維持のために必要不可欠な栄養素です。
カルシウムが不足するのもよくありませんが、摂りすぎると高カルシウム血症などの症状を引き起こす可能性があるので、カルシウムの過剰摂取にも注意が必要です。
タウリン
タウリンはアミノ酸の一種で、カニなどの魚介類に多く含まれています。
栄養ドリンクの主成分としても使われるタウリンは、疲労回復や血圧を正常に保つ効果が期待できます。
健康に良い栄養素なので、積極的に摂取するようにしましょう。
アスタキサンチン
アスタキサンチンは、カニやエビ、イクラなど赤い生き物に多く含まれる成分で、眼精疲労の改善や動脈硬化の予防効果があります。
アスタキサンチンを取り入れることによって、老化予防やシミ・シワ予防といったうれしい効果が期待できます。
蟹味噌を食べたら太る?
カニ自体のカロリーは少なく、カニをたくさん食べたからといって太るわけではないとわかりました。
しかし、カニの中にある蟹味噌はどうなのでしょうか。
実際に、蟹味噌は太りやすいと聞いたことがある方もいるかもしれません。
蟹味噌のカロリーは100gあたりで約200kcal前後です。
カニの平均カロリーが69kcalと考えるとかなり高いように感じるかもしれません。
確かに、蟹味噌をたくさん食べたら太りやすいかもしれませんが、蟹味噌の一食分は約10gです。
そのため、カロリーも10分の1で20kcal程度なので、蟹味噌が原因で太ることは考えづらいでしょう。
蟹味噌はタンパク質が豊富
蟹味噌にはタンパク質が豊富に含まれています。
そのため、筋肉の増加や代謝維持のためには欠かせません。
カロリーもたくさん食べなければ気にならない程度なので、筋トレをしている方やダイエットをしている方には積極的に摂取したい食品といえるでしょう。
食べたら太りやすいカニ料理と太りにくいカニ料理
カニ自体は太りにくい食材ではありますが、料理次第では太りやすくなってしまうでしょう。
特にカニフライやカニコロッケといった揚げ物は、いくら元の素材が低カロリーだからといっても太りやすくなります。
逆に、カニ本来の味が楽しめる刺身や焼きガニなどは太る心配もなく、安心して食べられます。
ヘルシーにカニを味わいたいなら、シンプルな調理方法にするとよいでしょう。
高級食材のカニを手頃に食べられる種類は?
カニは1kgで1万円を超える個体もあるなど、高級食材として知られています。
しかし、カニの値段は種類によっても大きく異なります。
カニの中でも比較的安価なズワイガニであれば、1kgあたり2,500円〜4,000円で入手できるでしょう。
もちろん、ブランドがついたズワイガニはもっと値を張りますが、一般的なズワイガニであれば手頃価格といえます。
ズワイガニの価格が安いのは、漁獲量が多いためで味が悪いわけではないので、手頃にカニを味わいたいならズワイガニを購入してみるとよいでしょう。
ダイエットにもバッチリ!美味しいカニを手入れるならカニ通販で
低カロリーで高タンパクなカニは、カニ通販でゲットしましょう。
カニ通販なら販売コストがかからない分、店頭で買うよりも安く購入できます。
また、口コミや評判を確認できるため、質の悪い商品に捕まってしまう可能性も低いでしょう。
店頭に買いに行く手間も省けるので、カニを購入する際は、ぜひカニ通販を利用してみてはいかがでしょうか。
しかし、複数あるカニ通販からどのサイトを選べばよいかわからない方もいるかと思います。
そのような方に向けて、以下の記事でおすすめのカニ通販サイトを厳選して紹介しています。
ぜひこちらも併せてご覧ください。
関連記事:カニ通販で人気のおすすめ10サイトをランキング形式で徹底比較
カニは太るのかについてのまとめ
今回は、カニを食べたら太るのかについて紹介してきました。
カニは正月太りをしてしまう年末年始に食べる機会が多く、カニによって太ってしまったのかと感じる方も多いでしょう。
しかし、カニは低カロリー、高タンパクのダイエットに最適な食品です。
そのため、カニを食べたからといって太ることは考えにくいでしょう。
蟹味噌に関してもカロリーは高いが、一度の消費量が少ないため気にする必要はありません。
ダイエットとしてカニを食べるにはやや高価ですが、カニは人体にも良い影響を与える栄養がたくさん入っているので、食べる機会があればカロリーは気にせず積極的に食べるとよいでしょう。