焼きガニやカニ鍋など、カニ料理を楽しんだ後の締めにおすすめなのが甲羅酒です。
甲羅酒は、カニの甲羅に日本酒を入れて焼くことで熱々のお酒を堪能する楽しみ方です。
本記事では、そんな甲羅酒の作り方やその魅力について紹介していきます。
お酒好きの方や、カニを隅々まで味わい尽くしたい方は、ぜひ本記事を参考に甲羅酒を作ってみてはいかがでしょうか。
甲羅酒の魅力
甲羅酒の魅力は、カニの香ばしさと蟹味噌の濃厚さがお酒とマッチした独特の風味にあります。
カニの風味と蟹味噌の深みが、お酒の味わいをより豊かにしてくれます。
また、蟹味噌が日本酒のクセを抑えてくれるため、お酒が苦手な方でも飲みやすいのが特徴です。
さらに、甲羅に盛られたお酒は雰囲気抜群で、見た目からも美味しく飲めるでしょう。
甲羅酒の作り方
甲羅酒は、蟹味噌を食べた後に気軽に作れる手軽さが魅力です。
甲羅酒の作り方の手順は、以下のとおりです。
- 蟹味噌を食べた後の甲羅を用意する
- 甲羅部分をアルミホイルで包む
- 蟹味噌がついた甲羅を網焼きにする
- 日本酒を甲羅に注ぐ
- 沸騰する前に火を止めて完成
蟹味噌を食べた甲羅は洗わずにそのまま利用することで、お酒と蟹味噌がマッチした甲羅酒を堪能できます。
また、注意点として、甲羅を直で加熱すると割れてしまう可能性があるため、加熱部分はアルミホイルで包んでおくことが大切です。
自宅でも簡単に用意できるので、カニを食べた後は風味豊かで熱々の甲羅酒をぜひ堪能してみてください。
甲羅酒に合うカニは「毛ガニ」
甲羅酒には、毛ガニがおすすめです。
毛ガニは、カニの中でも蟹味噌が特別濃厚な種類で、甲羅酒の風味を味わうのに適しています。
また、毛ガニの身も繊細で蟹味噌とよく合うため、甲羅酒にする前に蟹味噌と身を合わせて食べると、贅沢なひと時を味わえます。
ほかのカニでももちろん美味しいですが、甲羅酒をより楽しむために、高品質な毛ガニの蟹味噌を用意してみてはいかがでしょうか。
美味しい毛ガニが購入できるのは「かに本舗」
かに本舗は、ネットショップ大賞13年連続1位の実績を持つ大手のカニ通販サイトです。
高品質なカニが安く購入できるとして、高い人気を誇ります。
そんなかに本舗では、日本で定番の3大カニを取り扱っており、毛ガニも姿で購入できます。
1kg程度のものから4kg程度のものまで幅広く取り扱っているため、それぞれの家庭に合わせて選択できるのが魅力です。
また、Webなら8,000円以上で送料が無料になるので、毛ガニを購入するなら、ぜひかに本舗を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
関連記事:かに本舗の口コミは良い?悪い?特徴やおすすめ商品も紹介
甲羅酒が生臭くなるのはなぜ?
甲羅酒は、作り方や蟹味噌の量によって、生臭さを感じる場合があります。
例えば、蟹味噌が多く残っている方が、風味が出やすそうという理由から、蟹味噌が残った状態で甲羅酒をしてしまうとお酒と蟹味噌の風味が混ざり生臭さが残ります。
したがって、甲羅酒は蟹味噌をすべて食べ切ってから作るようにしましょう。
また、お酒を甲羅に入れてから焼くことによっても、生臭さが強くなってしまいます。
そのため、甲羅酒はお酒を入れてから焼くのではなく、甲羅を焼いてからお酒を入れて作ることが大切です。
こうすることによって、お酒と蟹味噌が混ざらず、それぞれの魅力を堪能できるでしょう。
甲羅酒の前は甲羅焼きで楽しもう!
甲羅酒をする前の蟹味噌は、甲羅焼きにして食べるのがおすすめです。
甲羅焼きは、蟹味噌を入れた甲羅を網焼きにして食べる料理で、カニ好きに人気が高い一品です。
甲羅焼きなら蟹味噌特有のクセが少ないため、蟹味噌が苦手な方でも食べやすいでしょう。
また、味はとても濃厚で、口溶けの良いクリーミーな食感がたまりません。
口の中に広がる豊かな風味が贅沢感を演出してくれます。
調理方法も簡単なので、甲羅酒の前はぜひ甲羅焼きで楽しんでみてはいかがでしょうか。
関連記事:蟹味噌を使った絶品料理「甲羅焼き」の美味しい食べ方について紹介!
お酒に合うカニ料理
カニは蟹味噌だけでなく、濃厚な身もお酒と相性抜群です。
続いては、お酒のお供にしたいカニ料理について確認していきましょう。
焼きガニ
焼きガニは、網やフライパンなどでカニを焼くだけのシンプルな料理です。
焼いていく過程で、カニの殻が赤く変色し、身が膨れてくると食べ頃です。
周りに広がる香ばしい香りと、身のほくほくとした食感に焼きガニの魅力が詰まっています。
醤油やレモン、ポン酢など、つける調味料を変えることで、味の印象が大きく変わるのも魅力です。
しかし、過度に焼きすぎると、カニの身が硬くなり食感が失われる可能性があるため、焼き時間には注意が必要です。
また、焼きガニは、身が太く食べ応えのあるタラバガニがおすすめです。
タラバガニの豪快な身を頬張ることで、より満足感を得られるでしょう。
蒸しガニ
蒸しガニなら、カニの旨みを逃さず凝縮されるため、濃厚な味を楽しめます。
蒸し器が無くてもフライパンや鍋で美味しく蒸せるため、家庭でも手軽に調理できるのが魅力です。
しかし、蒸しすぎると身が硬くなってしまう点に注意が必要です。
ぜひ、熱々の状態でご賞味ください。
茹でガニ
茹でガニは、カニ特有の強い甘みを味わえるのが特徴です。
また、しっとりとした食感も楽しみながら、身から溢れ出る風味も楽しめるでしょう。
茹でガニはシンプルな調理法でありながら、素材の美味しさを最大限に引き出すカニ料理の一つです。
調理方法も難しくないため、カニを手に入れたらぜひ挑戦してみてください。
カニ鍋
カニの旨みが染み込んだカニ鍋は、寒い冬にぴったりです。
濃厚な出汁がカニの美味しさを存分に引き出してくれるため、贅沢な味わいを楽しめるでしょう。
また、カニ鍋の締めに、カニの旨みが染み込んだ雑炊やうどんを食べるのも楽しみの一つです。
このように、カニ鍋なら最後までカニの美味しさを余すことなく満喫できるのが魅力です。
刺身
カニの刺身は、カニ本来の旨みや風味を存分に味わえます。
口の中で広がる甘みやぷりぷりとした食感が特徴です。
また、綺麗に開いた身が見た目にも贅沢感を味わせてくれるでしょう。
さらに、カニの種類によっても甘みの強さや食感は異なるので、カニごとの個性も楽しめます。
このように、カニを贅沢に味わいたい方は、刺身にして食べる方法がおすすめです。
蟹味噌に関するよくある質問
甲羅酒や甲羅焼きで重要になるのが蟹味噌です。
しかし、蟹味噌について詳しく知らない方も多いでしょう。
続いては、蟹味噌に関するよくある質問について確認していきます。
そもそも蟹味噌とは?
蟹味噌は、名前からカニの脳みそと思っている方も多いのではないでしょうか。
実際は、中腸腺と呼ばれるカニの内蔵であり、人間でいうところの膵臓や肝臓にあたる部位です。
ペースト状でとろっとした見た目をしており、味はとても濃厚でクリーミーです。
蟹味噌の味はカニの種類によって異なる?
蟹味噌の味は、カニの種類によって異なります。
例えば、毛ガニやズワイガニの蟹味噌は濃厚で口当たりが良く、そのクリーミーな食感が人気です。
一方で、タラバガニの蟹味噌は脂っぽさや臭みが強いため、お世辞にも美味しいとはいえません。
理由として、タラバガニはヤドカリの仲間に属するため、カニとは違った風味を持つことが挙げられます。
そのため、蟹味噌目当てでカニを選ぶ際は、毛ガニやズワイガニを選択するのがおすすめです。
蟹味噌の色によって味は変わる?
蟹味噌は、カニの種類によって色が異なりますが、その色によって大きな味の違いはありません。
例えば、毛ガニの蟹味噌は鮮やかなオレンジ色をしていますが、ズワイガニの蟹味噌は黒っぽい緑色をしています。
これは、カニが普段食べているエサの違いによるものです。
しかし、注意が必要なのは、蟹味噌の色が鮮度や状態に関わるケースがある点です。
鮮度が落ちている場合、蟹味噌の色が通常よりも黒っぽく変色します。
そのため、臭いや変色の進み具合を注意深く確認することが大切です。
美味しさを最大限に楽しむため、鮮度には気をつけるようにしましょう。
蟹味噌はいつの時期が美味しい?
蟹味噌は、カニの脱皮前が一番美味しいタイミングといわれています。
カニが脱皮する際にはエネルギーを多く消費するため、脱皮後のカニはエネルギーが不足し、蟹味噌や身の味が落ちるのが特徴です。
一方で、脱皮前のカニは脱皮に備えてエネルギーを蓄えているため、味の品質が高いとされています。
そのため、蟹味噌を最大限に楽しむなら、脱皮前のカニを選択するようにしましょう。
特に、「堅ガニ」と呼ばれる脱皮前で高品質なカニは、蟹味噌を存分に楽しむための最適な選択肢となります。
蟹味噌は生で食べられる?
新鮮な蟹味噌であれば生でも食べられます。
しかし、生の蟹味噌は食中毒の危険性があるため、なるべく避けたほうがよいでしょう。
食中毒に感染すると、激しい腹痛や下痢などの症状が現れる可能性があります。
そのため、安全を考えて蟹味噌は必ず加熱してから食べることが大切です。
それでも生で食べてみたい方は、市場などで販売されている新鮮な蟹味噌を利用して試してみるとよいでしょう。
甲羅酒の作り方についてのまとめ
今回は、カニ料理の締めとして最適な甲羅酒について紹介しました。
甲羅酒は、加熱したカニの甲羅に日本酒を注いで作る料理です。
カニの風味と日本酒の香りが融合して、独特の味わいが生まれます。
また、甲羅の中に含まれている蟹味噌が、日本酒と絶妙にマッチすることで、深い味わいを楽しめるでしょう。
そのため、カニ好きの方はもちろん、お酒好きの方にもおすすめの料理です。
ぜひ、自宅で甲羅酒に挑戦してみてはいかがでしょうか。